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医薬分業に思うこと

 「医薬分業」とか「処方箋薬局」とかいう言葉が目に付くようになってもう15年ぐらい経つのでしょうか。いつも通っている内科の医院の近くに見慣れない建物、そしてそれが小さな薬局だとわかっていつもの内科ではお薬の代わりに1枚の処方箋。最初の頃は2回会計をするので何となく高く払っているような、手間なような気がしていたけど、逆にわたしは薬のことが医師以外の人に聞けるということが新鮮でよく雑談していたかな。

 「○○市民病院の処方箋、受け付けます」とか書かれていて、市民病院で出している薬を全て扱うなら、たくさんの薬をストックしていないといけないんだろうなといつも不思議に思っていましたが、ナツの発症でインスリンを処方してもらうようになって、この謎は解けました。全ての薬をストックできるはずなどないのですね。

 ナツが退院して、院外処方でインスリンをもらわないといけなくなった時に主治医の先生から、どこの薬局でもらうかを決めるよう言われました。当時ナツは、30ミックスとノボラピッドを使っていました。ノボラピッドはともかく30ミックスはあまり使っている人がいないので、どこの薬局でも前もってストックは置かないからとの事。病院の近くの薬局を決めたら先生のほうからそこに電話をして下さり、ナツのために30ミックスを仕入れてもらえるように頼んでいただきました。

 ところが7月に主治医の先生の転任が決まり、もうそこの薬局で30ミックスを出してもらう事もなくなるということで、5月の外来で薬をもらう時、どれぐらい在庫があるかを聞いておいてくださいと言われました。つまりその在庫分を全て、6月の最後の処方箋でもらってしまわないと、そこの薬局が在庫を抱えてしまうからとの配慮です。そして転院先の病院の近くでまた薬局を決めて、今度はわたしたちのほうでそこの薬局に30ミックスを仕入れてもらうように声をかけておいてくださいとの事。ここまで患者がしないといけないのと思いながら、とにかく薬局を決め、事情を話してきました。

 こんな事もありました。ナツが風邪を引いて、ちょうど外来の日だったのでついでに風邪薬と解熱剤のドライシロップを処方してもらった時です。いつもインスリンをもらう薬局に寄ったら、そこの薬剤師さんがあちこち電話をかけられていました。雰囲気はただ事ではありませんでした。それもそのはずです。普通、子どもの解熱剤は座薬を使います。ナツはどうしても座薬が嫌いなので入院中からその病院ではドライシロップの解熱剤で対応してくれました。珍しい薬です。こんな薬が全ての薬局に常備されているほうが不思議でしょう。

 幸い、その時はまだ熱も高くなく、念のためにともらう事にしていたので、すぐに手に入らなくても大丈夫です。仕入れてもらって次の日にまたもらいに行くことになりました。

 さて今回ナツのインスリンをミックス50に変えることになって、薬局のほうには早めにその旨を伝えました。ところが病院からの通達で、正式に病院のほうから要請をしない限り、患者からの申し出だけでは仕入れはできないとの事。確かに一理あると思います。

そして先日の外来で初めてミックス50の処方箋が出ました。帰りに薬局によるとまたなにやら物々しい雰囲気。わたしはすぐに気づきました。仕入れがないのだと…

 電話で長い間、薬剤師さんが話されています。相手は主治医の先生か、病院内の薬剤師の方かわかりませんが、きつい口調で話されています。

 そして名前をよばれて事情の説明がありました。「病院からはあれから何も要請がなかった事、現実に今うちにはミックス50がない事、翌日の10時には手に入る事」

もちろん今夜打つインスリンもないというわけではないので、ここでどんなに怒ってもしかたがないし、主治医の先生にも迷惑がかかってもいやなので後日もらう事に納得して帰りました。

 医薬分業、確かに大きなメリットがあるとは思うのですが、実際に一つの薬をもらうために2度も足を運ばないといけない事がたびたびあるのはどうかな…と思ってしまうのです。

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「IDDMライフ」カテゴリの記事

コメント

初めまして! ではないですよね。
以前、ペコさんのところでお世話になった小1男の子の母のnaoです。
ブログ書かれてたんですね。初めから読ませていただきました。
とても勉強になりました。というか、反省する点がたくさんありました。(食事のこととか心がけとか・・・)
うちはまだ、2回打ちで主にミックス25(リリー)を使っています。主治医のもと打つ単位を決めていますが、自分で調節していかなきゃいけない時期になってるのかもなぁって思っています。
休みの日やおやつの前などに高くなりそうなときはQを1~3打っていますが、まだまだ実験段階でコントロールもいまいちです。
それでも、A1Cは7%台になってきてるので、主治医はいい感じですよ。と言われますけどね。
またいろいろ教えてくださいね。
長くなりましたが、よろしくおねがいします(^^

投稿: nao | 2006年3月 6日 (月) 00時30分

naoさん、お元気でしたか?覚えていますよ。もうすぐ発症から半年ですね。昔、ぺこさんの掲示板でどなたのレスだったか忘れたのですが、「半年たてば、何もかも普通の生活が戻ってくる」という言葉を励みに3月になったら、春になったらって、頑張りました。長い冬でしたよね。少しずつうまく手抜きができるようになったのもその頃からですね。でもA1c7%台よい感じじゃないですか。
主治医によっては、単位を患者が調節するのを嫌がる先生もおられるみたいですが、子どもの事一番近くで見て一番よくわかっているのは親ですもの。微調整していきましょう~~
まだ始めたばかりのブログで見づらいと思いますが、ぜひぜひ遊びに来てくださいね♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年3月 6日 (月) 09時00分

はじめまして♪
はるママさんの所から飛んできました。ともかです。
我が家は4月に6歳になる長女シエリがIDDMを9ヶ月の時に発症しています。
DM歴は長いんですが、結構知らない事があったりして、、、今だに試行錯誤中の母娘です>_<

なっちゃん。とても頑張って小学校生活を送られているようで、読んでいて小学校入学が楽しみになって来ました!(まだ1年ありますが^^; )
今は親の目の届く所に居るので、小学校って不安だな〜と思っていたんです。
これからも遊びに来させて下さいね♪
よろしくお願いします。

投稿: ともか | 2006年3月 6日 (月) 11時05分

ともかさん、はじめまして。飛んできてくださってありがとう☆9ヶ月ってほんとに小さいときの発症だったんですね。ナツは小さい頃はアトピーがあったし、よく風邪を引くし…もしその頃にIDDMだったら、わたしはどうなっていただろう、何回入院してたかなって、よく思います。今でも色々大変ですが。また遊びに来てくださいね。情報交換しましょうね~~♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年3月 6日 (月) 15時30分

お気持ちお察しします。
現在薬学生です。

医薬分業含め
今薬局のあり方が問われています。

副作用のない薬の処方、安全性含め
患者さんにとって有益な形になることを願っています。

1型糖尿病はずっとインスリンを打ち続けなければならず
特に未来のある子どもさんにとって
様々な意味で非常にお辛いことだと思います。

iPS等、根本的な治療法ができることを願ってやみません。

別件ではありますが
私も潰瘍性大腸炎から大腸全摘した経験があります。

投稿: ミッキー | 2015年7月15日 (水) 10時05分

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