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お墓参り

 昨年の夏に実父が体調を崩してから、わたしは家のお墓と実家のお墓、お墓参りを2回しないといけなくなりました。

今日は実母を乗せて、実家のお墓参りです。観光地にまでなっているちょっと有名なお寺の中の墓所に実家のお墓はあります。実はこのお墓、私の両親と叔母がふたり入った後は、誰ももうこのお墓に入る人はいません。つまりその代で絶えてしまうということです。

わたしは、姉と二人姉妹なので、跡を継ぐ者がいないのです。このことはわたしと姉が結婚して、というよりもっと以前から男兄弟がいないのですから、わかっていたことです。それでも両親にとってはまだそれほど実感がなかったのですが、最近になっていよいよそれを考えさせられています。実家を引き払って施設に入ってしまった両親は、それまで家で奉っていた先祖の位牌をこのお寺に引き取ってもらいました。永代供養ということです。

お墓参りもわたしが行ける間は可能な限り行くつもりです。両親が眠る事になるのですから…でもその後はわかりません。ナツやユウがおじいちゃんおばあちゃんのためにそこまでしてくれるかどうかは、正直全くわかりません。自宅から近ければまだしも、車でも30分はかかります。お花代といっても馬鹿にはなりません。そこまで求めるつもりはありません。

いつかそのお墓に誰もおまいりに来られていないということになれば、お寺のほうでいいようにしていただけるようです。つまりお墓という形は無くなってしまうのでしょう。そんな事を考えながらのお墓参りは正直淋しくて、何とも複雑な心境です。誰が悪いわけでもなく、どこの家でも子どもが少ないのですから、ある意味社会現象でこういう家はこれからもどんどん増えていくはずです。わかってはいても、自分たちの代で長く続いてきた家の歴史にピリオドが打たれる。少しご先祖様には申し訳ない気分です。

死んでお墓に入ってしまった人にはそんな事はわからないし、成仏できないということもないのですが…そんな事を思いながら、無事にお墓参りを終えました。きれいなお花が供えられ、お線香の煙が漂うとホッとした気分になれます。わたしでさえ、もう自分のおじいちゃん、おばあちゃんの記憶は段々薄れていきます。それでもお墓の前で手を合わせると、ついつい心でお願いするのは、

「ナツとユウとわたしたち家族が健康で過ごす事ができますように…」

風の冷たいお彼岸の1日でした。

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「母の独り言」カテゴリの記事

コメント

私もお墓の事は時々考える事があります。
私もなっちゃんママさんと同じ女2人姉妹です。
姉も私も嫁いでしまって、両親の事は私が見る事になるのだと思います。お墓の事は私も両親にあなたが見るのよって言われた事はないのですがやっぱり気になります。お墓参りに手を合わす心が引き継がれたらそれで息子の時代はいいかな!?って思います。

結婚の時も(もうかなり前のことですが)姉が自分が長女と言うこともありかなり悩んでました、嫁ぐと言う事に。だからなのか子供の負担って言うのを考えてしまう時があるのです。親が言わない分痛いほど分かる。家という存在、実家の名前は私達が出てしまったので父の代で終わりです。少子化と言われる時代子供には大切な事だけど私たちの様に悩まなくてもいい様にしてやれたらと思います
長々とごめんなさい。

投稿: なつき | 2006年3月20日 (月) 17時24分

うちの実家は父が癌でなくなってもうすぐ9年になろうとしています。私には兄がいるので兄夫婦がついでくれていますが、子供は姪が一人で他人事ではないような気がします。主人の実家は姉夫婦にお墓を任せています。実家の母が私に言うのは、自分たちのお墓は自分たちで作りなさいと。でも正直継いでなくても気にはなりますよね。なかなか実家にも帰れていないのでお墓参りも行けていません。子供が大きくなるにつれて子供の用事が優先してしまうのが現実です。(3人兄妹の長男が中1なので‥)

投稿: honohono | 2006年3月20日 (月) 19時45分

なつきさんも「二人姉妹の妹」なんですね。なんだか不思議と気が合うのはそのせいでしょうか?わたしたち。(わたしが勝手に思っているだけ…^^;)。うちの場合、姉は転勤族なので、両親もその時によっては、姉に面倒をみてもらえると思っていたみたいです。こんなに早くそのときが来るとは思っていなかったみたいです。わたしも、まだまだ先の話と安心しきっていたのに、ホント人生って何があるかわからないんですよね。でも、神様もご先祖様もきっとわかってくださると信じています。「何で、わたしなの~~」って叫びたくなった時もあったけど、ナツの病気も両親の事も、今はわたしに「背負わされた荷」なんだなって前向きに受け止められるようになりました。

投稿: なっちゃんママ | 2006年3月20日 (月) 20時40分

honohonoさん早くにお父様をなくされたのですね。癌はホントに怖い病気ですね。わたしも今実父は末期癌です。だから余計にお墓とかを見ると悲しくなってしまうのです。これからの時代は、家とかお墓とかそういうものを気にしないで、その世代だけで家を建て、お墓も買い、名字も好きな性を名乗れる、そんな時代になったらいいですよね。

投稿: なっちゃんママ | 2006年3月20日 (月) 20時45分

ログを読ませていただいて、<ハッ>としました。
実は私も2人姉妹の妹なのです。姉のところは子供もなくて・・・
3年前に父が他界した時、お墓が父の実家の長崎の離島にあるので
あまりにも遠く、しょっちゅうお墓参りをすることが出来なくなってしまいました。
母のこれからの事とか、全然考えていませんでした。
というより、<考えたくなかった>のかもしれません。
でもいずれはしっかり考えなくてはならないんですよね。
次に姉に会うときに、話し合おうと思いました。

投稿: のじおママ | 2006年3月20日 (月) 21時23分

のじおママさんも「2人姉妹の妹」ですか。すごい偶然です。しかもわたしも姉夫婦には子どもがいないのです。なぜだか、親の老化って避けて通りたい問題ですよね。みんな歳をとるのは当たり前なのに、わたしの親に限って…みたいに思っていました。元気だけが取り柄だった母なのに、父の闘病がストレスになったみたいで、この1年で10歳ぐらい、老け込んでしまいました。その姿もわたしにとってショックでした。でもどんなに年をとっても介護が大変でもやはりちょっとでも長生きして欲しいって思いますよね。ナツの発症からしばらくの間は、ついつい自分たちのことで精一杯だったんで、もっと気にかけてあげていたら…って思ってしまうこともあります。

投稿: なっちゃんママ | 2006年3月20日 (月) 21時58分

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