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別れの季節

今日はナツの学校で「6年生を送る会」が行われました。卒業生も在校生も各学年ごとに歌や劇、合奏などをします。父兄も参観自由なので今年は初めて最初から最後まで見ました。(今まではナツの演目だけ見て帰っていたのです)

 先生方の演技が毎年好評で今年も大爆笑で盛り上がりました。毎年3月になるとこの行事があるのですが、いよいよ別れの季節なのだなと少し淋しくなります。先生方の中からも毎年3~5名の異動があります。今年ナツは本当にいい先生方に恵まれました。

 昨年はナツが1年生の時に担任をしていただいた先生の異動がありました。おそらくナツが初めて体験した「別れ」だったのではないかと思います。ナツの発症は2年生の秋でした。ナツは入院中も、この1年生の時の担任の先生がお見舞いに来てくれたらいいのにと心待ちにしていたぐらいです。

ナツが退院して登校が始まりました。しばらくの間、学校側の申し出もあり、わたしは毎日のように学校に通いました。慣れない事に正直疲れていました。入院中の付き添いからの疲れもピークに達していました。その時、廊下でお会いしたその先生は、わたしを見るなり、わたしの肩をつかんで、激しく揺さぶって、

「お母さん、そんなに頑張ったら駄目。もう辛くて見ていられない。もっと肩の力、抜かなきゃ」と泣きながら言われたのです。わたしも張りつめていた糸が切れたみたいに涙があふれてきました。

「でもわたしが頑張らなきゃ、ナツだって頑張っているんだから…わたしは、母親だから、わたしががしっかりしないと…」

遠くから見守っていてくださったんだなぁ、わたしの事誰よりもよく見てくださったんだなぁと胸が熱くなりました。それからは少し肩の力を抜く事ができました。誰かが見ていてくれると思えば、それだけでとても力をもらえます。

「先生、ナツ注射が自分で打てるようになったんですよ。」と報告したら、家族のように喜んでくださいました。

「あの子に頑張れって言ったら駄目よ。もう十分だから…帰ってきたら抱きしめてあげるだけでいいのよ」とも言われました。ついついナツに多くを求めすぎるわたしの性格をよくご存知でした。ナツが卒業するまでこの学校にいて欲しい、そしてナツが疲れたら、励ましてやって欲しい、声をかけてやって欲しいのに昨年転任されて違う学校に行かれてしまいました。出会いがあれば、別れがある。おとなはわかっているけど、ナツには辛かったのではないかなと思いました。

もうすぐこの中の何人かの先生とはお別れなんだなとちょっとしんみりしました。発症以来お世話になってきた保健の先生にも、少し転任のうわさがあります。今、ナツの学校で一番長くおられるのが保健の先生だからです。この先生にも本当にお世話になりました。発症してから何もかも初めての経験を一緒に体験してきました。学校での母親の役目をしていただきました。

でも、もしかすると4月にはまた辛い別れが待っているかもしれません。その時は心のそこから「ありがとう」って言わないといけないなと思うだけでもう涙です。最近特に涙もろい母です。

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