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離任式

 昨日はナツの学校で離任式が行われました。退職されたり転出される先生を送る会です。実際の様子を見たことはないのですが、ナツの話から考えると、先生方がおひとりずつ壇上に上がり、お別れの挨拶をされ、生徒の中からひとりが花束を持って壇上に上がって渡す。そんな儀式のようです。

で、実は保健の先生の転出の話を聞いて以来、我が家では、この花束を渡す役を誰がするんだろうということで、持ちきりでした。去年の担任の先生との思い出も多分クラスのお友だちよりも多いはずですが、こと保健の先生に関しては、ナツが学校の中で一番適任だと信じていたのに…よほど、校長先生に頼んでこの役にをナツにさせてやって欲しいとお願いしようかとも思ったのですが、やっぱり特別扱いは、だめ。当の本人はというと、あまりしたくない。じゃあ去年の担任の先生は?みんながやりたいやりたいって言って、○○ちゃんと××くんに決まったという話。

昨日帰って来たナツに早速聞いてみました。どうやら5年生か6年生の女の子が保健の先生には花束を渡したようです。意外と保健の先生はけろっとしておられたけど、他に一人泣いていた先生もおられて、ナツのクラスのお友だちは去年の担任の先生との別れを惜しんで、数人が泣いたとか…でもナツは泣かなかったそうです。

「保健の先生と何か話できた?」って聞いたら、「何も話さなかった」

案外、テレ屋さんというか意地っ張りなところがあって、まぁわかる気もするのですが、あえてナツに花束を渡す役をさせなかったのも、考え方によっては学校側の配慮かも知れません。だってナツは「フツウの子」ですもの。ここで目立ってしまっては、また何かとうわさが広まっても困るかも…案外こどもたちの間では、こういう時に目立ってしまうとうらやましがられて、意地悪をされたりすることもあるようです。どっちにしても、ナツのIDDM生活に大いにかかわってくださったこのお二人の先生の中で、ナツのことはおそらく忘れられない生徒の一人として記憶してくださるだろうなと思っています。

保健の先生とは、転出が決まってから、電話でお話をしました。何だか途中で投げ出してしまうようで、申し訳ないとおっしゃってくださいました。仕方がないことです。わたしはむしろ、3年間、4年間にわたってずっと同じ保健の先生に担当していただくのは、親としては安心だけど、先生にしてみるとやはり負担が大きいので、もうこの辺で違う先生にバトンタッチしていただくほうがよかったのかも…と言いました。親は一生かかわっていくしかないけれど、保健の先生にしてみると、その学校にいる以上、親と違う責任や重さをずっと抱えて、かかわっていかなければなりません。担任は1年たてば変わるけれど、保健の先生は転出されない限りはずっとです。特に発症した直後の大変な時期からのお付き合いなので、もうここら辺でナツの事を忘れて違う学校で少しのんびりしてくださいと言いました。

ナツの病気の事、わたしたち親子のIDDMとの生活はとてもいい勉強になりましたとおっしゃってもらいました。わたしが渡した資料やこれまでのナツのデータなど全てコピーしてもっておきますって言われました。また将来、わたしたちの市のどこかの小学校でIDDMを発症する子どもがいたら、そしてその子を担当される事があったら少しでも役立ててもらえたら、すごく嬉しい事です。

学校が始まって今週に入ってからずっと雨、雨、雨。ようやく曇り空にはなったものの、なかなか晴れ間は出ません。何だかあっけなく終わってしまった離任式でした。

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コメント

保健の先生に対するなっちゃんママのお気持ち、
そしてお別れの電話での会話を見ますと、
ホントに良い先生だったと思えるのと同時に、なっちゃんママが
達観してらっしゃるなと感じました(#^^#)
私もいつかそうなりたいです。
私は今年度初めて<過去に1型の子を受け持った事がある>担任と養護の先生になりましたが、やはり少し安心できます。
1人でも多くの先生が1型を正確に理解し、どの学校に入っても子供や親が安心できるようになるといいですね^^

投稿: のじおママ | 2006年4月12日 (水) 16時39分

昨日が離任式だったのですね。新学期が始まってからって珍しいですね。私自身、県外に出たことがないのですが、始業式の違いはあっても、やっぱり3月31日でした。先生方も大変ですね。新しい学校と去る学校と、何かとこの時期は慌しいので‥。
花束‥。やはりそういうのは高学年の人がするみたいですね。
なっちゃんも5・6年になったらお願いされるのでは?
でも、女の子は難しいですね。うらやましさがいじめになったりする。男の子みたいにさらっといかないから‥。
そういえば長男は、何かにつけて上手いこと乗せられてさせらるタイプ。卒業後の離任式、担任だった先生が転勤され、花束を渡す役になってたっけ。女の子も決まってて、「あの子は先生に気に入られてたから‥」という風な事、耳に入ってきた記憶があります。

こちらの天気も今ひとつです。でも、ようやく桜が咲き始めました。早く暖かくなればいいですね。

投稿: honohono | 2006年4月12日 (水) 16時44分

のじおママさん、達観…う~~んそうなのかな、単に強がっているだけかもですよ。でも発症して学校に行きだした頃は、何だか起きている時間だけ見ると、学校で過ごす時間のほうが、家にいる時間よりも長いぐらいで(平日に限って言えば)、わたしより、保健の先生や担任の先生のほうが大変かもって思っていました。負担かけすぎているな~~って。ほんとに「百聞は一見にしかず」ですから、1型の子と1年間接すると、病気の事、補食の事、低血糖の事、大体はわかりますよね。そうやってひとりでも多くの人にこの病気をきちんと理解していって欲しいなって思います。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月12日 (水) 18時52分

honohonoさん♪変は慣習でしょう。市内の小学校、一斉かどうかは知らないんですが、その先生たちは、異動先の学校を抜けて、前の学校に顔を出しているということになりますもんね。
女の子の世界は難しいですよ。ちょっとした言い方とかが、原因で喧嘩したり、仲直りしたり、目つきがどうとか、うるさいったらないです。そんな話を聞いてやるのも親の役目かな…って思って黙って聞かされています。honoちゃんも、今年ぐらいからそういうの、実感するんじゃないかな☆

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月12日 (水) 18時58分

こちらも学校も始業式後に離任式がありますよ~。
この日は市全体が離任式になっていて 朝行います。
丁度娘の入学式で式には出席できなかったので
娘は前日に学校へ行き お手紙を他の先生にお願いして来たようです。

なっちゃんはクールなのかな? 娘もそうなんです。
それとも子供って親よりもまだ情とかが強く出ないのかな?
これから1型を発症した生徒を看る可能性はあるわけだし 
絶対なっちゃんと関わった事は先生の財産ですよね^^

投稿: プルメリア | 2006年4月12日 (水) 20時45分

プルメリアさん♪ナツは、クールと言うか冷めていると言うか、我が子ながらわからない部分がありますね。わたしは、すごく情に弱くて涙もろいのに…離任式に、もしわたしが行って保健の先生に会うと絶対に泣いてしまうと思う。親が泣くなんて前代未聞になるから、もちろん行きませんでした。
もしナツが涙目で保健の先生とか元担任の先生に「先生ありがとう」なんて言ったら、絶対に先生たちだって泣くと思うのにな(ちょっとドラマの見過ぎ?)
この前も、「絶対に保健の先生は一生ナツの事忘れないと思うよ。先生たちの心の中にずっと残るって素敵な事だよ。それってIDDMになってよかったことの一つだよね」って話したら、
「それがどうしていいの?」って言われてがっくりでした^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月12日 (水) 21時55分

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