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入学式の思い出

 今日は、ナツたちの学校では入学式が行われました。小さな学校なので全校生が出席します。そして式の最後には、在校生が、「友だち」を合唱し、新1年生が「1年生になったら」でお返しの歌を歌います。式の中では1年生はひとりずつ校長先生と握手をします。小さな学校ならではの光景です。我が家では、3年前がナツ、そして去年が弟ユウの入学式でした。

 桜が満開なのに、今日はあいにくの雨。ちょうど3年前のナツの入学式の時のようです。あの日も朝から土砂降りで、わたしは初めてのことに、そわそわ、どきどき。その当時ユウは、保育所の年中さんで、入所式を4月1日に終えて、保育所生活が始まったばかり。ちょうど一週間行きだしたときで、ちょうど嫌になる頃だったのか、朝から「今日は保育所に行かない」と泣き出すし…もう大変だった事を思い出します。何とかユウとナツを車に乗せて、保育所でユウを降ろし、ナツとふたりで学校へ。ほんとに昨日のことのようなのに…雨はどんどんひどくなって式の最中には雷まで鳴り出して、まるで台風のよう。今思えばこれからのナツの小学校生活の象徴だったのでしょうか?な~~んて言ったらだめですね。

 去年のユウの時は、お天気はとてもよかったのですが、いつもと違う雰囲気のせいか、ナツが朝ごはんをほとんど食べず、しかも当時はまだまじめに、食事前に打つと決めていたので、打ってしまった後、どうしよう。アッ、でも今日はわたしも学校に行くんだ、なんて変なことに安心して送り出し、後からユウとふたりで入学式に行ったのはよかったのですが、いくら学校にいるとはいえ、式の真っ最中にナツの低血糖がわかってもどうすることも出来ないのに…肝心の入学式の間中、わたしの視線はユウの晴れ姿の向こうにナツを追っかけていました。ああ、こんな事なら、高めにコントロールしておいたらよかった、よほど保健の先生に合図してナツを測定に連れ出してもらおうかと思ったほど。いつも測定する時間の10時半も過ぎて、この分なら、式が終わるのは11時ごろになってしまいそう。本当にドキドキでした。横でビデオや写真を撮ることに必死のお母さんたちがなんともうらやましく、わたしだけ首を後ろに向けてナツの様子ばかり見ていました。

思えば発症から、半年。本当にユウには申し訳ないほど、この半年間、母の頭の中はお姉ちゃんのことでいっぱいだったのです。最後の保育所生活の半年間だというのに、ユウの卒園も入学準備も一通りの事はきちんとしていながら、なぜか気持は素通り。頭の中の大部分を占めてしまったのはナツのことでした。そんな事も思いながら、こんな大事な一生に一回しかない入学式でさえ、わたしの視線は、そして気持はナツにいってしまう。それでもいつも間にか、本当にしっかりしてきて、こうして小学生になってしまったんだよね。そんな事も思っているうちに式も無事終わり、まず在校生たちが教室へ戻っていくとホッとしました。ああ、これで保健室に行って測定してくれる。

ちなみに、案の定、このときの値は66 。やっぱりな~~^^;

そんなわけでわたしにとって、入学式の思い出といえば、満開の桜よりも「ナツの低血糖」です。

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コメント

なっちゃんママのなっちゃんを心配する気持ち分かりますよ^^
<式>のような時は 体調がイマイチでも抜け出す事ってなかなか出来ないですものね。
無事終わった時はホッとした事でしょう。
発症して半年はとにかく大変な時期だし、
ユウ君も分かってくれていると思いますよ☆

私も入試中は本当に心配でした。 試験中の低血糖が特に。
親元に戻ってくると必ず低血糖でした。
だから思ったような学校から合格もらえなかったのかも~?(--;
ご縁があった学校がその子に合った学校だと思って
今の学校で青春時代を謳歌して欲しいと思っています♪

投稿: プルメリア | 2006年4月10日 (月) 20時58分

そうでした!3年前ののじおの入学式は雨でした。同じ日かも?
主人は休みが取れず、私1人でビデオやらカメラやらと格闘しました^^;
ユウくんも、いつもお母さんやなっちゃんと過ごしているから
大変なことも解っているし、優しい男の子に育っているんじゃないかと思います^^
この病気はその場その時でいろいろ変わる事があるので
いくら歳を重ねても心配は尽きませんね。
子供達にも<コツ>をつかんで毎日の生活を楽しんでほしいです☆

投稿: のじおママ | 2006年4月10日 (月) 21時54分

プルメリアさんへ♪普段の日常ではそんなに病気の事を意識せずに生活しているのに、何か行事のときとかはやっぱり不便だなぁとか、何でナツだけが…とか、ふと思うことってありますよね。入試も今から本当に心配です。でも神様ってきっと空から見てくれているはずだから、ナツにとってベストな道へ導いてくれるはずと信じて今を頑張ります。娘さんにとって今の学校で、素敵な出会いがいっぱいいっぱいありますように、何年かたってこの道に進んだ事には意味があったんだって思えたら素敵ですね。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月11日 (火) 08時38分

のじおママさん、10万人に一人というこの病気を神様がナツに選んでくれたのなら、ユウはそのナツの弟として産まれてきたんだなぁって思うようにしています。そしてわたしは、その選ばれた10万人にひとりの母親です。そう思うと不思議と気持ちが引き締まったりします。ユウがお姉ちゃんの病気をずっと見ながら大きくなってできれば医療関係とかに進むきっかけになったら、それも悪くないかななんて思います。たまに測定の準備してくれたり、インスリン振ってくれたりしますよ。ある程度大きくなっていたから、おもちゃじゃないということもよくわかっているし、ちょっと助かっている母です。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月11日 (火) 08時45分

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