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ほど良い「いい加減さ」

 最近思います。この病気との長いお付き合いの中で、ほど良い「いい加減さ」って大事だなぁ~って。何もかも完璧にしていくのは絶対に無理、途中で息切れしてしまいそう。でもこれだけは絶対っていうものがあって、そこの線の引き具合、いい加減さが大事なんですよね。学校の先生との、相性にしても、この辺のバランスがうまくいくと、何だか今度の先生よさそう♪、相性があいそうって思えるような気がします^^

わたしがそんな事を思う理由には、ナツの発症当時、2年生の担任の先生とは、この「いい加減さ」が全くあわずに、何度かけんかまでしました。もちろん親と先生では立場が違うし、わたしの許容範囲が狭いので、なかなかこの「いい加減さ」がぴったりあうのは難しいかもしれません。

ナツは、退院してからしばらくは、低血糖の自覚がなく、午前中に1回の測定が欠かせませんでした。それで10時半の休み時間に保健室で測定と補食を取らせるように担任や保健の先生にお願いしました。次の日から、毎日担任がナツを保健室に連れて行き、全部やり終えるまで保健の先生とふたりでじっと座って見ていたようです。ナツは、ふたりの先生の前でパンやビスケットを食べるのが段々嫌になっていきました。

ある時、そんなナツを見て担任が、「おいしそうに食べてるわ」って言ったそうで、ナツからこのことを聞いたわたしは、「はぁ~~~~~^^;」とため息。あんなに補食はお薬ですって説明したのに。それにその頃のナツの補食は、今みたいなお菓子ではなく、ロールパンとかマリーのビスケットだったので、決しておいしい物ではなかったのです。本人もいつもいやいや食べていたようです

次の日、連絡ノートに「ナツの測定も習慣化されているようだし、担任の先生にお時間をとっていただくのは申し訳ないです。保健の先生もいらっしゃる事ですから、声賭けだけしていただいたらいいです」と書きました。

何日かたって、今度はナツが、こんな事をいいました。

「保健室で補食して教室に帰ったら担任の先生が、今血糖いくらだった?何食べてきた?って聞くの。で、忘れたって言ったら怒られた」…@-@頭に血が上ったわたしは、すぐに先生の自宅に電話を入れて真相を確かめました。

怒ったつもりはないけど毎日聞いているのは事実。なぜなら本当に保健室に行ったのかがわたしには確認する事ができないから…と。例えば行ってきます、といっても途中で友だちに誘われてそのまま運動場に遊びに行ってしまうかもしれないから。わたしは、あきれました。もう少し、子どもを信用してください、それに保健の先生が気がついてくださるはずだし、もし万が一、そういうことがあって測定に行かなくてもそれは本人が悪いのだから、学校や先生の責任を問うような事はしませんと言いましたが、わたしには担任としての責任があるの一点張り。

しかたなく、保健の先生と相談して、測定値を書いた紙を、保健の先生が担任に渡すと言うことで納得してもらいました。証拠があればいいわけです。この担任の先生、本当に「いい加減さ」がなさすぎるのです。

だから給食後に注射を保健室で打つようになった時も、この先生また確認のために見に来るんじゃないかなと思い、保健の先生にくれぐれも保健の先生以外の人が見に来るなんてことのない様に、と念を押しました。注射は見世物ではないのです。このときも確か1回だけは、担任として知っておきたいとか言われて見にこられていました。1回だけということで納得はしましたが、何度かお昼休みに、

「注射痛かった?」ってナツに聞いたようです。これも、ナツが注射を打ちに行くのを忘れていないか確認するための事でしょう。「アッ忘れてた」って言わないかなと思ってずっと聞いていたようです。もちろんナツ自身も随分嫌がっていました。

この担任の先生にとっては、半年のことです。完璧にやらないとという気持はわかりますが、こちらはこれからずっと付き合っていくわけです、極端に言うと1回測定を忘れようが、1回注射を忘れようがかまわないのです。それによって勉強していけば今度から忘れなくなります。長い目で見れないということもありますが、「いい加減さ」が親とあまりにもかけ離れていたための悲劇でした。それに保健の先生をもう少し信用してあげたらいいのにといつも思いました。

こんなふうに、ことナツに関しては相性の悪かった担任ですが、次の年に弟ユウの担任になった時は、なんとも思いませんでした。もうすっかりナツのことなど忘れているようでした。

幸い今度の保健の先生、担任の先生ともちょっと「いい加減」なところがあるようで、本当なら「も~~~っ、先生ったら、いい加減なんだから」って怒るところが、わたしは逆にこれぐらいがちょうどいいかもって思えたりします。つくづく人間同士の相性は難しいです。

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コメント

人間の相性ってありますよね~。
「先生のちょっとした一言が 子供にとって重荷になる事もある!」
って事など この先生は全然気付かないのでしょうね。

私も思えるようになりました。
測定しなくたって 高血糖になったって長い人生のこの一時的な事!って。
高血糖が毎日何度も続くのは避けたいですが 1回の事でキリキリしたくない。
そう思えるようになると 本当に気が楽ですよね~。

担任によって クラスの雰囲気もガラって変わってしまうので
子供達も慣れるのに大変なんだろうな~って思いますね。

投稿: プルメリア | 2006年4月 8日 (土) 12時57分

プルメリアさん、ほんとにそうです。毎日細かく、うるさく言ったら、合併症からは無縁でいられるかもしれないけれど、心の病気と仲良くなってしまいそう。摂食障害だってこわい。ちょうどそのどちらにもいかないで、ほど良いところをキープしたい。とにかくフツウの子どもと同じ学校生活を送らせてやるのが、親の役目ですもんね。今度の担任の先生は、ほんとに個性派だから、ナツたちのクラスはどうなっていくのでしょう(1学年に1クラスだから先生以外のメンバーは6年間同じなんです)すっご~~く楽しみです。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月 8日 (土) 13時30分

今日のブログを読ませていただいて、なっちゃんママさんの気持ちが手に取るように分かりました。honoの前担任は養護関係の資格をたくさん持っておられるようでした。1年間の目標のところにも「もうひとつ資格を」と書いておられました。でも。親の間では「そんなことより生徒をもっと見て欲しい」でした。血糖測定もついていくことを嫌がったりしたので、後で聞いてもらってたみたいです。私の場合、毎日の連絡ノートに学校での2回の測定値と捕食のむね書いてもらってました。でも一度だけ連絡ノート忘れたんですよ。休みの人・忘れた人用のノートに書かれてた時には、目が(@@)になりました。


おおざっぱでもいいんです。締めてもらえる所は締めてもらえれば。どんな先生でも親と同じ方向を向いている人(考え方が一緒の人)がいいですよね。うちも10日。honoの担任は分かっているけど、他のクラスの先生も気になります。

なっちゃんママがnaoさんのところで書いていたコメントを見て、少し考えました。honoの学年全部で120人ほどいるんです。
学年全部は難しいかもしれませんが、でも病名がかってに一人歩きするのも困る。かといって娘に負担がかかるのはもっと困る。
捕食の事があるのでクラスには言うとして、あとは様子をみて考えていきます。

投稿: honohono | 2006年4月 8日 (土) 14時15分

honohonoさん、変に人数が多いのも困りますよね。全然顔も知らない人にまで知られるのも嫌な気がします。たまたまナツの学校は、少なかったからよかったのかもしれません。それに田舎だからそういううわさはすぐに広がってしまうし…人間って「人の不幸」が面白いのかな。今では全然不幸とは思っていませんが。それに隠そうとすればするほど、詮索したくなるものでしょう。何も悪い事していないんだから、ナツにも胸を張って堂々と生きていって欲しい、いつもそう思っています。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月 8日 (土) 16時19分

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