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校長先生に直訴

 今朝ナツを起こすなり、お布団の中で、「今日学校にいきたくない!」    「どうして、何が嫌なの?」

「学校がとにかく嫌なの、測定も補食もみんないや!」よくよく聞いてみると、今日もまた補食の時に何か言われる、保健の先生が怖い、もう保健室にも行きたくない、だから学校にも行きたくない…ということです。わたしが思った以上にナツにとってのストレスが大きかったようです。きのうの夜中も随分寝言を言っていました。もうこれ以上我慢させるわけにはいきません。

今日はやっぱり校長先生に今までのことをきちんと話して、ここまで問題が大きくなっていることを説明して何らかの対策をとってもらおう。

「遅れて登校させます」という内容を連絡帳に書いてユウに持たせます。とにかく朝食はきちんと食べさせて、注射も打たないと。そして8時半、校長先生に電話。今朝の状況をそのまま伝えました。

「お話を聞かせていただきます。」との事で、学校の用意を持たせてナツを連れて学校に行きました。

ナツの学校の校長先生は女性です。今年で2年目になります。以前にご自身もお子さんを病気で入院させたり長い間学校を休ませたり大変な経験をされていらっしゃるとのことで、病気の子どもの親の気持はわかってもらえていると思ってきました。

保健の先生が、<糖尿病の子どもは水分を取らないと駄目><お菓子の匂いを隠さないといけない>という変な誤解から、ナツにお茶を無理やり飲ませる事から話は始めました。

不思議な事に校長先生が一日だけナツの補食に付き合ってくださった日に、保健の先生は、ナツにお茶を飲ませるようにとは引き継いでいないのです。ほんとに大事な事だと思うのなら校長先生にだってそう言えばいいのに…校長先生は、ただ黙って座ってみていてやるだけでいいって言われましたとの事。それなのに次の日にはナツにどうしてきのうお茶飲んでいないのって怒る。どうみても身勝手です。

「この病気の子どもはやりたくなくてもやらないといけないことがいっぱいあります。注射に測定、補食、食べたくなくても食べないといけない事だってある、だからどうでもいいことはなるべく強要したくないんです。お茶を飲む事は無理にさせる必要なんてないんです。うがいにしても、こんなお菓子を2個食べたぐらいで、教室に帰ったときに周りの子どもにお菓子の匂いがするとは思えません」持っていったカントリーマウムを見せて言いました。

実はわたし、もしこの席に保健の先生が同席させたら、このカントリーマウムを2個食べてもらって匂いがするかどうかを校長先生に調べてもらおうと思っていました。

ナツが持って帰ってきたペットボトルのお茶の事も言いました。

はは~~~んという顔で校長先生がおっしゃいました。

「ああ、あの先生はね。ちょっと世話焼きなところがあって、教職員の間でもちょっと閉口しているんですが、それは悪気はあってではないんですよ、あまり深い意味はないんですよ」と言われました。

校長先生はこちらの気持はきちんと受け止めてくださいました。とにかく特別扱いは必要ない、普通の子と同じように接してやって欲しい。もう4年生なんだから、段々ナツ自身にまかせて欲しい。最後に言いました。

「校長先生、本当に皮肉なものですね。周りの子どもの何気ない言葉が原因で学校で補食がとれなくなる、それを一番恐れていましたがよりによって、保健の先生の言葉が原因で保健室で補食がとれなくなるなんて。わたしはこの一週間ほんとに辛くて眠れませんでした。毎晩遅くに帰ってくる主人とはこのことでいつも喧嘩、主人は『お前のやり方が悪いからだ』って責めます、でも今朝ナツが学校に行きたくないって泣いた時、主人は何も言えませんでした。黙って会社に行きました。でもとてもつらそうでした。親は子どもにこれを言われるとどんなにつらいか、ほんとにほんとに悔しいです。」そう言いながら、思わず泣いてしまいました。声を上げて泣きました。

別に演出したわけではないのです。朝の、いつになく何も言えない主人の後姿を見るととても切なかったのです。どうしてわたしたち家族がこんなにつらい目にあわないといけないの、それもたった一人の先生のせいで。それがとにかく悔しい。

今回のことは、校長先生から保健の先生にうまくわたしたちの気持を伝えてもらう事で納得して帰りました。校外学習には保健の先生の同伴はいらない事も言いました。GW明けにはインスリンを変えて教室で測定をさせて、とにかく保健の先生と接する事を少なくして冷却期間をおきましょうということになりました。

難しいのは、例えばここに保健の先生を呼んで、非を認めてもらって、きちんと謝罪してもらっても結局本当に反省してもらえないのなら何にもならない。むしろこれからナツとの関係を考えると、かえってまたギクシャクするかも知れない、それでは何の解決にもならない、かといって先生を変えることもナツを別の学校に行かせる事もできない。校長先生の裁量に任せるしかないのです。一応状況を知ってもらえた事で気持は軽くなりました。

校長先生は、ナツにとってもわたしにとっても、こうした経験はきっとこれから役に立つ事があるから、決して無駄にはならないから、とにかくお母さんがいつも明るく幸せでいてあげて欲しいと。(そうできないのは学校のせいなんですけど)

1時間ほど話をして、9時半過ぎ、ナツにはそのまま校長室で測定と補食をさせ、教室まで送りました。担任の先生に今日の測定はもう済んでいる事を話して帰りました。何とかこれで落ち着いてくれるといいのですが…

さあ、GWは大変です。無事にランタスを使いこなせて登校できるように頑張りましょう。朝食のカロリーもしばらくの間、計算しながら朝のQの単位を決めていかないといけません、忙しくなりそうです。泣いている時間なんてありません。

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コメント

ランタス<前・後編>から読ませていただきました。
相変わらずのトンチンカンな保健の先生の事で、
なっちゃんの心がこんなにも傷ついていたなんて、
読んでいて苦しいです。信じられません。
今までのなっちゃんママさんの対応だって、
私には出来るかどうかわからないほどしっかりされていたのに。
うちも主人とはよ~く口げんかになってしまいますが、
今日はご主人も仕事が上の空なのではないでしょうか。
あとは、ホントに校長先生の裁量に祈るばかりです。
なっちゃんママさんのポリシー<他人と過去は変えられないけど、
自分と未来は変えられる>って、素晴らしい言葉ですね。
私はいつも人の事ばかり考えてしまって、クヨクヨしてしまうのですが、
そんな自分を変えたいな、と思いました。
なっちゃんにものじおにも、明るい未来が待ってますよね☆

投稿: のじおママ | 2006年4月28日 (金) 16時19分

のじおママさん、そうですよ。ナツにものじおくんにもきっと明るい未来が開けますよ!病気になったことで、普通の子には見えないもの、感じないものをいっぱい感じながら、思いやりのある大人になっていって欲しい。
喧嘩もするけど家族の結束も強くなるって信じています。
それに正直わたしもこんな先生がいるのっていうぐらい、ほんとに何だか悪い夢でも見ている感じです。
主人も今度の事で、少し事の重大さがわかってくれるかも。同じ目線で一緒にカッカしたり腹を立てたりして欲しいなって思います。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月28日 (金) 19時33分

もう~~、この保健の先生には腹が立ちますね!!
1型の子を持つママ達と1度話し合いを持ちたいくらいです。
でも、なっちゃんがママに素直な気持ちを話してくれて良かった。
こんな思いをずっと我慢していたら 1型自体を拒否してしまう事に
繋がってしまう可能性だってあったわけですからね!!
ママも頑張りましたね。
親は周りのお友達の事を気にするけれど まさか保健の先生にね・・・
今は、校長先生にお任せするしかないですね。
とにかく『なっちゃんが普通の生活を送れるように♪』 
この事を一番に考えないと!ですね。

投稿: プルメリア | 2006年4月28日 (金) 20時10分

なっちゃん。我慢の限界だったんですね。
冷却期間いいと思いますよ。それと丁度いいときに連休が入る。保健の先生も「何もしない。何も言わない」校長先生みたくそばに座って見守ってくれる。そんな風に変わってくれるといいですね。
校長先生が話しを聞いてこちらの気持ちが分かってくださる方でよかった。(当分の間、校長室で補食、測定するのは駄目ですか?)
なっちゃんママさんも今までの気持ちきちんと言えてよかったです。やっぱり「IDDMっ子がみんなと同じ普通の生活を遅らせてあげる」それが一番!
今日の出来事がこれからのなっちゃんとなっちゃんママさんの生活にプラスになりますように‥。

投稿: honohono | 2006年4月28日 (金) 21時09分

プルメリアさん、ほんとに今日は疲れました。考えてみると、学校にいる時間って家にいる時間よりも長いぐらいだから、間違った対応をずっと続けられると子どもの病気に対する意識さえおかしくなってしまいますよね。
早く手を打つことができてよかったです。でもまだ4年生になって3週間、これからが思いやられます。
去年までは、何も問題なく学校生活が送れていたのに、先生ひとり変わっただけとはいえ、すごい影響ですね。早くランタスになれてコントロール安定して今までのような普通の生活が送りたいです。♪♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月28日 (金) 21時56分

honohonoさん、なんか笑っちゃいますよね。保健の先生が校長先生に、何も言わずに黙ってみていてあげてくださいっていった話。じゃぁ自分は何でそうしないのって感じでしょう。
校長先生もぽつりと一言。「あの先生は人の話はあんまり聞かない人やから」だって。
それにしても、前任の先生はすごかったんだなってつくづく頭が下がる思いです。ナツにとって保健室は今までは、気持が落ち着くところだったみたいです。結構愚痴も聞いてもらっていたようで。ベテランとは言えないけど、わたしたちにとってはそれ以上の先生でした。
「お母さんとなっちゃんが考えて一番いいと思う方法を言ってもらったら学校はどんなふうにでも対応します。」っていつも言われていました。失って初めてわかるありがたさです。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月28日 (金) 22時26分

保健室は、子供達にとって、病気の時も
ちょっと気が滅入った時なんかも
ほっと出来る息抜きの場であるべきじゃないかと思うのに…
読んでいて、思わず私も涙出てしまいました。
…でも、なっちゃんがそうやってSOS出してくれた事で
話が出来て良かったです。
少しずつ事態も変わって行けますよ、きっと。

いっそ保健室ではなくて、
例えば職員室の片隅で測定、補食取るのは可能ですか?
養護の先生が急に変われないのなら、冷却期間として
違う場所にしてもらってもいいんじゃないかと思ったりしました。
とりあえず明日明後日は休みだし、
イヤな先生の事は忘れてゆっくりしてくださいね。

投稿: ウィリー | 2006年4月28日 (金) 22時41分

ウィリーさん♪子どもに「学校に行きたくない」って言われると、ほんとに親はつらいですね。無力感感じてしまいました。
補食は絶対にゼロにはできないから、何とか場所を考えないといけないんですが、難しいです。
この前、もめた時、保健の先生が、「トイレで補食をすることだけは避けたい」って言うので、思わず「誰のせいよ~~」って言いたくなっちゃった!でも最悪はそれも考えています。ポンと一口ですむものをトイレに行って口に放り込むのがいいかなって。
まだまだ悩みは続きます>_<
でも頑張ります。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月28日 (金) 22時50分

こんばんわ~。初めまして。発症1年2ヶ月もうすぐ3歳半になります幼稚園年少のママです。「太陽ママ~」の掲示板でのカキコミでも拝見しておりました。

娘達が幼稚園児なので・・・小学校生活はまだまだ想像つきませんが、
「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる」
ほんとステキなお言葉、はっとしました。

いつも勉強させていただいています。これからもどうぞよろしく
お願いします。

投稿: りんなママ | 2006年4月29日 (土) 01時14分

こんばんは!
数日分まとめて読ませてもらいました。
なっちゃん、辛かったんですね・・・。少しずつ抱え込んでいたものがついに耐え切れなくなってしまって。
どうして毎日頑張っている子供がこんな余計な思いをしなくてはいけないのか・・・。読んでいて、涙が出そうになりました。
学校に行きたくない、なんて聞いたなっちゃんママさんもさぞ辛かったのでは、と思います。
ご主人の様子も家族皆が、保健の先生一人に振り回されてしまうなんて、ほんと、腹立たしいです。
校長先生とのお話お疲れ様でした。
校長先生も保健の先生の様子をご存知のようだし、上手い具合に話が言ってくれるといいですが・・・。
GW中にインスリン変更は大変そうですが、頑張ってください!
お休み中に疲れが出ないように・・・

投稿: はるママ | 2006年4月29日 (土) 02時05分

なんだか読んでいて悲しくなりました。こんな事って酷過ぎます!
どれだけなっちゃんが我慢して来たのか、、、でも吐き出せて良かったですよね。そう思わないとやりきれないT_T
校長先生に話しに行かれた事は、勇気も決意も必要だったんでしょうね。私だったら出来るかなあ。でも子供は母親が守らないとね。もっともっと強くならないと!
う〜ん。ショックでなんだか頭が混乱しております。
また出直して来ます。

投稿: ともか | 2006年4月29日 (土) 06時47分

りんなママさん、はじめまして。わたしも時々「太陽ママ~」の掲示板で拝見してましたよ♪
保健の先生、子どもたちの話ではもう55歳だそうですが、これだけ自分の信念で生きてきた人のやり方を変えようというのはやっぱり無理。それならこっちが変わればすむこと…今回のことがナツにとっても自立のワンステップになってくれるといいのになって思うようにしています。
わたしも変わらないといけないんですけどね。(子離れしなきゃ)
また遊びに来てくださいね♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月29日 (土) 08時23分

はるママさん、いつもありがとう。不登校って今までは、「他人事」ってみてました。実際に自分の子どもに「学校に行きたくない」って言われるのがこんなにつらいことなんだって初めて知りました。去年も1年生で保健室登校している子がいたりして(でもナツは保健室登校さえできない^^;)、その子の家族は大変な思いしていたんだろうなって思いました。
学校は子どもにとって絶対に楽しい場所であるべきなんですよね。それを支えないといけない先生がこれなんだから、情けない話です。
今日も、実は参観&総会のためにお弁当持って登校していきました。どうしても測定しないというので、ポケットやかばんにグルコースサプライを持たせました。まぁわたしも参観見に行くのでそのときにでも、補食させるつもりです。頑張りますね♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月29日 (土) 08時32分

ともかさん、これから子どもが小学校に入学していく年代のお母さんたちには、何だか申し訳ない内容になってしまってます。
でも、こんなケースはほんとにごくまれな事だと思います。うまくいけばこんな先生に当たらずに6年間学校生活送れる子どもたちもいっぱいいるはず。そう、わたしたちって運が悪かっただけ。
校長先生と担任の先生と保健の先生、この3人の先生の中にひとりだけでもきちんと理解してくれる先生がいれば、何とかなる。そう信じて頑張ります。
たまたま去年はその3人の先生、全てが理想的な先生でした。
随分個人的な悩みまで相談していたんですよ^^
そのギャップが大きすぎて、今年は最悪です。
また来年はいい先生に出会えますように。これの繰り返しなんですよね。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月29日 (土) 08時38分

>校長先生と担任の先生と保健の先生、この3人の先生の中にひとりだけでもきちんと理解してくれる先生がいれば、何とかなる。そう信じて頑張ります。
改めて考えてみると、3人とも良い先生が揃うのは稀な事かもしれないですね。
先生は選べないし、、、

GW中にランタスに変更する事で、少しでも保健室に行く回数が減ると良いですね。
新しいインスリンに変えると、本人もなんとなく不安で血糖値が高めになるのかな?シエリなんかは全然分かっていないけれど、大きくなるといろんな事を理解して行くんだろうし。ストレスがかからないと良いですね。

校長先生がどの程度言って下さるのか分かりませんが、<打てば響く>タイプの方とは思えないし>_<
でも案外<権力に弱い>タイプかな?
良い方向に進みだす事を祈ってます。

投稿: ともか | 2006年4月29日 (土) 15時08分

ともかさん、わたしたちも発症以来ずっと同じインスリンできただけに、やっぱり不安はすごくあります。(ナツよりわたしのほうに)あさっての今頃はランタスを手にしているんだって思うとドキドキです。
初心に戻ってきちんと時間決めて測定しながら、とにかく基礎のインスリンの単位さえつかめたら、あとはQは大体わかるから何とかなるでしょう。
案外楽観的な母です♪とにかくよい方向に進んで行きたいです。

投稿: なっちゃんママ | 2006年4月29日 (土) 19時30分

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