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学校での補食~ランタス導入後

 昨日の朝、もうちょっとでスカートのポケットにブドウ糖を入れるのを忘れて登校しそうになりました。ナツの学校には制服がありません。そのため毎朝違う服を着ていきます。ランタスに変えてから、この「スカートのポケットにブドウ糖を入れる」が朝の日課に加わりました。

一応筆箱の中にもグルコースサプライを入れています。でもそれがこの前、友だちに見つかってもう少しで開けられそうになったとか…みんな知っているのです。でも時々それを茶化すお友だちがいるのです。ナツはそれをからかわれていると取ります。そんなわけで今ではこのスカートのポケットしかブドウ糖の隠れ場所がないわけです。一度担任の先生と相談してクラスのお友だちに補食の事を説明しないといけない時期になっています。

ナツがランタスに変えてから大きな低血糖はありません。ブドウ糖を食べたのも2回ぐらい。でも給食前に測定しないので、一体どういう血糖なのか全くつかめません。そんなに毎日100前後にうまくおさまっているとも思えず、低血糖を感じないという事はもしかしたら、200位の日が多いのかもしれません。これって、喜べる数値ではないはず。

親の心境って複雑なもので低血糖は避けたいとは言いながら、こんなにも低血糖に無縁ではやはり10年後がこわい。そんな事を思いながら、昨日の夕食時に久しぶりに保健の先生の話題を出してみました。冷却期間をおいたはずでも、やはりナツはまだこの先生が嫌い、苦手、顔も見たくない。つまり保健室で補食をとるのは無理。

一体何がそこまで嫌なの…ってもう一度検証してみました。一番嫌だったのはこの言葉。

「またお菓子の粉をいっぱい落として。先生の仕事が増えるやん、しょうがない子やね」

はぁ~~~とため息。実はわたしもこれが一番引っ掛かっていました。

今日も、ユウの友だちが2階の部屋でゲームをしていました。メンバーは4人。一応ポテトチップスを1袋だけ出しておきました。帰った後は、予想どおり、床にぽてちのくずが散らばっています。もう2年以上知っている子どもばかりですが、わたし、よその子にお菓子のくずを落としたことを叱れないのです。子どもだから仕方ない。そう思っています。

仮にもお給料もらって働いている教職員がこれって口にしていい言葉なのかな。とげが刺さったようにこの言葉引っ掛かります。

夕食を終えてから、ナツの忘れ物に気づき、学校にふたりで取りに行きました。

偶然にも、入り口で帰ろうとされている校長先生にばったり。わたしはさっきのもやもやを誰かに聞いて欲しくて話してみました。帰り支度までされていたのに、校長先生、もう一度部屋に戻ってわたしたちの話を聞いてくださいました。もし仮にこの保健の先生がこの1年で退職なら、こんなに気にはしないのです。1年我慢します。でもその保障はない。もしかしたら来年も、そしてナツが修学旅行に行くさ来年もこの学校にいるかもしれない。それは何とか避けたい、でもできない。だから困っているのです。

わたしはナツから聞いた話をして、やはりナツは保健室は使えないということをわかってもらえました。

「この病気の子どもたち、全国にいっぱいいますけど、みんな唯一保健室だけは補食できるところ、注射できるところだと思っています。保健室が使えないのはこの学校だけだと思います。わたしたちはこの学校には保健室はないものだと考えてやっていきます」とはっきり言いました。

校長先生の提案はこう

これから先、社会にでたら、決して好意的な人ばかりではない、意地悪な人や気の合わない人ともやっていかないといけないことがある、そのための練習だと思ってください、多分相手が何の気なしにいった言葉に傷つくときがある。それを流す事ができたら、例えばこの人はこんな事しか言えないかわいそうな人だと思う。嫌なことは早く忘れる、そういう覚悟で付き合う、無視する。そういうことができたら、うまく生きていける。いつまでも引きずっている事は、自分で自分を不幸にしている事、うまく流す事ができたほうが幸せに生きられる…そういうことをコンコンとおっしゃられました。

わたしの方針もそうです。人は変えられない。だったら自分の考えを変えたほうが楽。ようくわかっているのです。でも悔しい。誰かにこの思いをぶつけたい。

大人だってこういうことがすんなりできる人は少ないと思う。できないからストレスで病気になったり、何回も転職したりしながら生きていく。でもナツにはそういうすべを教えてやるほうが、きっとこれから先の人生が生きやすくなる。

つくづく思うのですが、わたしたちが意識改革しないといけないぐらいこの保健の先生は、校長先生にも手に負えないってことなんだと思う。保健の先生を教育するほうがいいんじゃない。でもできないんだろうな、それが、とにかく人の話を聞かないという人だから。それで今度スクールカウンセラーの先生を紹介してもらう事になりました。どれだけわたしたちの思いをわかってもらえるかは別としてひとりでも多くの人に今の状態を知ってもらえたらいいかなと思って、会ってお話する事になりました。そして担任の先生からは、きちんとクラスの子どもに説明してもらう事にします。

校長先生がナツにいい方法を教えてくれました。もし友だちが補食の事をからかってきても、「わたし、それを言われるとすごく傷つくのよ」ってさらっと返しなさい。多分友だちはそんな事を思わないで何気なく言っているだけなんだから…と。ナツもわたしもこういう小さな自己主張が苦手なんでしょうね。さらっと言う。でもきちんと言う。これがうまくできたらきっと人生ってもっと生きやすいのに。

帰ってきてからわたしが何か言うたびに

「お母さんわたしそれ言われると傷つくのよね~~」を連発したナツでした。

おいおい、言う相手が違うでしょう^^;

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「学校生活」カテゴリの記事

コメント

なっちゃんママさん、こんにちわ~。

ランタス変更の様子もすごくすごく勉強になりました!
またこれから先、出会うであろう対人関係も・・・
校長先生が理解ある先生でよかったですね~。
わからない人への伝え方・・・私も練習しなくっちゃです。

投稿: りんなママ | 2006年5月26日 (金) 11時10分

こんにちは♪
筆箱のグルコースサプライお友達に見つかってもう少しであけられそうになった。
>興味があるんでしょうね。でも、それが相手にとってどうとらえられるか子供にとって難しい問題。学年が上がるたび親が出て行きにくくなるし、学年1クラスいい面がいっぱいあるんでしょうがこういう問題の時に苦労しますね。

校長先生のお話「これから先…」これってなっちゃんママさん、ご自分の事だったら何とか我慢できるんじゃないですか?なっちゃんの事だから一歩も譲れないじゃない?(私がそうです。頭では理解できても譲れない。特にhonoの事となるとよけい)
私は「嫌っ」と思ったらとことんしゃべらないタイプ。でも年のせいかな(いったいいくつなんだ)ある程度期間をおくと冷静になって話してみようかななんて思うときもあるんです。(中には一生しゃべらん!って相手もいますが^^;)

初めて参加した県内対象の家族交流会には県の養護の先生が来られてました。その先生いわく「養護教員も勉強会というのがあるのでその時にもっと理解するよう勉強していきます」と答えてられました。(それがhonoの通っている養護の先生に反映されているかは分かりませんが…)

相手がベテランでなおかつお年を召していると立場的に強く言えなかったりするとhonoの時は言われました。一番効いたのは私の訴えでした。(honoの前担任の先生の場合)

スクールカウンセラーの先生、学校が違うのでどんな先生かは分かりませんが、結構いい所を突いて的確な答えをいただけるかと思います(経験済みなんです。それも2回長男と次男^^)

さらっと言う。難しいですね。私も時には使います。あとで「きっつ~」と関係ない人から言われるけど^^;
なっちゃんも「お母さん」でいっぱい?練習して(^^)うまく言えるようになるといいですね。(すごく長くなってごめんなさい)

投稿: honohono | 2006年5月26日 (金) 12時04分

りんなママさん、参考になっているならすごく嬉しいです。対人関係はほんとに難しいっていつも思います。
でも不思議と苦手だなって思っている人と、ふとしたことから話したら、気があったとか、誤解していたんだって気がついたりすることってあります。それにこっちが嫌いと思ったら、多分相手も嫌い。逆に好きになったら相手も好きになってくれる、そんな気がするんです。
でも今回は無理かな。子どもの年齢の割に歳だけはとっているわたしでもこの保健の先生だけは、なぜか許せない。すごくすごく腹が立つんです。
うまく流していく…これを目指してやっていきます。
PS.りんなママさんのブログ、時々お邪魔させていただいていますよ。なかなかコメント残せなくてごめんなさい☆

投稿: なっちゃんママ | 2006年5月26日 (金) 12時41分

honohonoさん♪長いの好きだから、全然かまいませんよ~♪
学校で補食できる場所がないやん!これはやっぱりつらいですよね。保健室が無理だから何とか教室で自然にできるようにするしかありません。しかしもう4年生だろうって言いたくなります。
ほんの少しの子どもだけなんですけどね。「お菓子いのち!」みたいな子がいるんです^^;
でも相手はいい歳した大人(保健の先生)。で、こっちは小学生。なのにどうしてこっちが考え方を変えてまでその大人のすることに理解をしてやらないといけないの?って思う。そう、わたしなら我慢もします。勉強だと思って乗り切ります。でもナツはまだ子どもですもん。
校長先生はいつもこう言われます。
「絶対病気になったことも、こんな風に悩んだことも、将来プラスになったって思えるときがきっとくるから」って。
わたしもそれを信じて乗り切るつもりです。スクールカウンセラーの先生には期待が持てそうですね。一歩前進かな

投稿: なっちゃんママ | 2006年5月26日 (金) 12時56分

心配してた修学旅行から、元気に戻って来ました〜
(ただし、高血糖のおまけつきですが(汗)

病気の事ではないけど、友達関係の事で
心を痛めているヒロだから、
なっちゃんのお話、とっても身につまされます。
ヒロは決しておとなしいタイプではないけど
「それ言われると傷付くわ〜」という一言は
何故か言えないんですよね〜 どうしたものやら。

日々の生活の事、子育ての事、病気の事…
いろいろ悩みはつきませんね…お互いめげずに行きましょう〜

投稿: ウィリー | 2006年5月26日 (金) 21時04分

こんばんは~。
ランタスならそんなに高血糖になる事はないのかな?なんて
勝手に思っていますが どうなのでしょうね。
親としては低血糖も心配だけれど やっぱり高血糖はイヤですよね~。

1型の先輩(病歴30年弱)の一意見ですが・・・
『インスリンをしっかり打っている人なら 
 今の時代合併症になる確率は低いのでは?』と。
その言葉を聞いて ホッとしました^^
何が一番心配かといえば 合併症ですものね。
でもママ達が小さい頃からしっかり管理しているんだから 
大丈夫な気もします!
中には注射を拒否して打たない子・方がいるそうです。
そういう方達はやはり合併症が心配ですよね・・

投稿: プルメリア | 2006年5月26日 (金) 21時20分

ウィリーさん、ヒロちゃんお帰りなさ~~い。普段あんなにコントロールのいいヒロちゃんでも修学旅行中は高かったんですね。でもたったの2日間。また明日から頑張れば大丈夫ですよ♪
ナツもお世辞にもおとなしい子ではないんです。どうでもいいことはぺらぺら話すくせにどうしてここぞっていう時にぴしゃっと言えないのかなって歯がゆく感じます。
親が頑張ってどうにかできる問題なんてほんとに限られてますね。
悩みは尽きません、時々何もかも投げ出したくなるけどそうもいかず、いろいろ気晴らししながら長いトンネル抜け出せるように進んでいきましょう♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年5月26日 (金) 22時00分

プルメリアさんへ♪ランタスに変えて大きな低血糖はないけど、逆に高血糖はちょっと油断しているとすぐに出してしまいます。
特にナツは今までNが多めに入っていて、うまくいけば追加打ちしなくておやつが食べられていたわけだから、ランタスだと本当に基礎の役割しかなくて、少しでも食べたかったら打つしかないのです。3時ごろにはほぼ毎日打っています。実質打つ本数は1日2本増えました。
そうですよね。こんなに毎日注射頑張っているんだから、これで合併症では悲しいですよね。時々打ちたくないって言う時もありますよ。いかにして注射だけは打たせるか…毎日なだめたりおだてたり、誉めたりの繰り返しです。

投稿: なっちゃんママ | 2006年5月26日 (金) 22時07分

こんばんは! 先ほどはアドバイスありがとうございます。
ランタスは順調そうですね。
ちょっと勘違いしてました。 大きな低血糖もない代わりに少しぐらいの食事(おやつぐらい)なら打たずにOKなのかと思っちゃいました。 やっぱりNとは違うんですね。
最近は帰宅後のBSが300越えなんで、ランタスのほうがいいのかなぁ?(honoちゃんみたいに朝1回+Qとか)って思ってたんですが、そうじゃないんですね。
明日は受診日なのでまたいろいろ聞いてみます。
保健の先生とのこと、なかなかいい方向に向かないですね。意識改革はやっぱり大事かも。でも、それがちゃんとやってる方を変えていかないといけないのはおかしいですよね~? お友達に対しても>「わたし、それを言われるとすごく傷つくのよ」
って言われたほうを考えると私は言えないかも。でも、それぐらいの強かさがあるほうがこれから生きていく上では必要なのかもしれませんね。
私の友達も最近は「ニコニコと笑ってもう少し腹黒く生きようと思う」とか言ってました。主婦の世界は、言ったの言わないの誰と誰がどうだのこうだのと聞いてるだけでもストレスたまりそうですもん! 「言わしたい人には言わせておけばいいのよ。10人敵でもたった一人わかってくれる人がいるだけで、生きていけるものよ」って言われたけど、どうも私は八方美人だから・・・^^;
世渡り上手に私もなりたいです!

投稿: nao | 2006年5月26日 (金) 23時55分

naoさんへ♪ランタスって空気のような存在(?)かな。Nのように自己主張しないっていうか…Nは、特に混合で打っていると、すごく頑張ってくれたりするから、Qの出る幕がないよっていうときがあって、それはそれなりに嬉しいんだけど。
でもランタスだと、食事のたびにQの単位だけ考えていけばいいから、読み間違いの誤差が少なくなる。それでコントロールがよくなるっていう感じです。
でも注射嫌いのナツには、1日5本はちょっと負担みたいで、時々打つのやめたいって言います。
これを言われるたびに、少し後悔。もって行き場のない気持を
「保健の先生さえ変わっていなければ、ランタスに変えていなかったのに」って思ってしまって自己嫌悪です。
そう、わたしもこういう気持ちの切り替えが下手で損してます。
お母さん同士の付き合いも難しいですよね。いくら顔見たくなくても子供同士が仲良かったら嫌でも顔合わさないといけないし。
わたしも実は八方美人です。でももうこの歳になって性格なんて変えられないわ~~^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年5月27日 (土) 08時59分

グルコースサプライのこと、保健の先生のこと、なかなか問題を一気に解決は難しいですね><
それに自分の気持ち(特に嫌な気持ち)をはっきり言うのは本当に難しいですね。
最近、ハルにそれをはっきり教えないといけないと思ったばかりでした。
一緒に遊んでるお友達に叩かれたり、押されたりするんです。(ふざけて?かな?)
小心者のハルはやられっぱなし><見てても情けないTT
どうしたらいいのかわかならいのかも・・・。
その場で私が教えないといけなかったんですが、私も小心者。
これではいけない!「やめて!」とはっきりいいなさいと指導中です^^;
なっちゃんと一緒で、私には「やめてー」というんですけどね・・・
やり返せとは言わないけど、せめて「やめて」と言わないと相手もこの子はやっても何も言わないと思うはず。
しまったな~と反省しています。

保健の先生にも言えるといいんですけどね、なんて^^;

投稿: はるママ | 2006年5月28日 (日) 02時59分

はるママさんへ♪小さい頃は、口でうまく伝えられない分、どうしても手や足が先に出てしまう子っていますよね。
わたしは、親が前に出て行ってもいいと思う。どういうふうに相手に嫌な気持ちを伝えるかを親が見本になってもいいと思うのです。
よく子どものけんかに親が出るなんて…っていわれる親御さんもいるけど、それは小学校高学年の話で、1,2年ぐらいまでは、やはり親が間に入ってとりなしていいはず。親のやり方を見ながら子どもも学んでいくもの。
今はやられっぱなしに見えても、大丈夫ですよ。そのままの関係で大きくなっていくわけじゃないから…うちの下の子もそういうタイプでした。でも今では、どっちかというと「偉そう」にしてます。
年上の男の子たちともちゃんと対等に遊んでしっかり自己主張もしています。
彼は世渡りがうまいんです^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年5月28日 (日) 09時19分

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