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無力です。

 昨日の話です。月曜日は、ナツとユウが学校に行った後、実家へ。もうこれが習慣になりました。予想していたことですが、父の病状は一進一退しながら少しずつ悪くなっていきます。

今悩ませている症状は、痛みと吐き気。わたしはこれだけ医学が進んでいる今の時代、有効に薬を使えば、ほとんどの苦痛な症状は取り除ける、そう信じていました。痛み止めは在宅で使える最大限になっています。それでも痛む時がある。吐き気もちょっとした薬ではもう抑えられなくなっています。先生には、「薬で全ての症状が緩和できるのなら、誰も苦しむ人なんていないよ」と言われました。確かにそうです。もちろんホスピスにでも入ればまた別かもしれませんが…在宅で看れる範囲には限界がある。ガンという病気の前では、まだまだ人は無力です。最近、父に会うたびその思いが強まっていきます。

月曜はユウが4時間目までの日。2時には家に帰ってきます。だからわたしもお昼までいたらもう帰る時間です。いつも途中のスーパーで買い物をするのがお決まりになりました。ここで気持ちをうまく切り替えることができるから…

ちょうど車を駐車場に止めるなり、わたしの携帯がなりました。担任の先生からでした。

「給食の時間なんですが、ナツさんがまた一口も給食を食べられないそうなので…」

はぁ~~~~また~~。でもここであわてたら駄目。またすぐに飛んで行ったら駄目。

「血糖はいくらですか?」淡々と聞きました。「185です。それほどしんどくはないようなんですが」

「それだけあれば大丈夫です。注射はまだ打ってないんですよね。それに今日は5時間で終わりだから3時には家に帰れますから、そのまま午後も授業受けさせてください」

「ええっ、それでいいですか、何も食べていないけど大丈夫ですか?」

担任の先生、わたしがまたとんでくると思われていたのかな…

「まぁあまりしんどいようでしたら、また迎えに行きますから連絡ください」と言って、電話を切りました。もちろん内心はドキドキです。ホントはすぐにでも行きたい。でもそれを大げさにするとかえって食べないといけないというプレッシャーをかけてしまう。予定通り買い物をして、お腹をすかせて帰ってくるナツのためにピザを買って帰りました。

3時まで、正直長かったです。でも大丈夫。きっと大丈夫。元気に帰ってくるから。

無事にナツは友だちをふたり連れて帰ってきました。やれやれです。折角ナツのためにピザ買っておいてあげたのに…結局6つに切って友だちと3人で2つずつ食べました^^;

今回の大げさにしない作戦は無事成功しました。帰ってからもすこぶる元気でした。

ちなみに気になる血糖値。お昼に185だったけど、実は10時半の測定で350だったから2単位追加打ちしていました。これは意外。やっぱり最近朝のQが少ないのかも…帰宅時の血糖は108ですが、これも実は午後にブドウ糖2個補食していました。

Qを打っていない割にはよく下がっています。ランタスだから、食べない打たないだと、下がらないで逆に少し上がるかなと思っていたのに…

今日は、たまたまお昼の血糖が高めで、授業も5時間で終わりだからよかったのです。もしお昼の時点で50ぐらいならやっぱり不安です。ブドウ糖だけでもつかどうか。6時間目までの日ならまだ1時間帰ってくるのは遅くなるし、午後にプール授業のある日は…。この辺をどうにかしないと、これからの課題です。

夕食の時にナツに聞きました。

「給食どうしても食べられなかったの?」「どうしても食べられなかった」

「何だったら食べられそうだった?」「何もいや、そういう時は何も食べたくない」

「今日はたまたま血糖が高かったからもったけど、あの時低かったら何か食べないともたないよ」

どうしてもこのときのナツの心境というか状態がつかめません。結局ポカリなら何とか飲めるだろうということになりましたが…去年なら冷蔵庫にジュース、保健室にお菓子もいろいろ。だから何か口に合うものが見つかったけれど、今年はそれも望めません。むしろ最近のナツの給食のプレッシャーの原因はおそらくこの保健室。また前みたいに食べられなかったら保健室に行かないといけなくなる。下がったら保健室に行かされる。これが食べなきゃのプレッシャーになっているとしか思えないのです。

「どうして食べられないんだろうね」「んん~~、ストレスじゃない」

「はぁ~~何言ってるの、小学生が。そういうのは大人の言うセリフだよ」

そうは言いながらも、拒食…そんな言葉が頭をかすめます。

珍しく早く帰宅した主人にこのことを話してみました。何とか対策を考えないと、でももちろん答えなんか出ません。

「ホントに歯がゆい。怒ってもダメだし。ナツの気持ちがわかるわけはないし、原因がわかっても保健の先生をどうにかできるわけでもないし…何にもしてやれないよね。親なんて…」ほんとに親なんて無力なものです。

「十分してるやんか、それ以上何ができる、それで十分やん」

主人の口からは意外な言葉が聞けました。ホントにそんな事思ってたのかな。どっちにしても、何一つぱっと解決しないことばかりの1日でした。人生なんて答えが出ることのほうが少ないのでしょうね。まだまだわたしにとってはしんどい日常が続きそうです。

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「学校生活」カテゴリの記事

コメント

こんにちは^^
お父様の話、薬でも押えられない痛み・・・辛いでしょうね。
医学が進歩しているようでも、まだまだなんですね。

なっちゃん、無事に帰ってこれてよかった^^
すぐにでも飛んで行きたかった気持ちわかります。
それをぐっと押えるの、ドキドキしますね><
10時半のQが結構長く効いたから下がったんですかね?
血糖が高めだとハルは食欲がありません。体が必要としてないのかな?と思うけど、
なっちゃんの場合は違うストレスも掛かっているんでしょうね・・・
「打つ&食べる」がしっかり出来た日は気分もスッキリですが、
それが出来なかった日は私もなんだかブルーですT_T

投稿: はるママ | 2006年6月20日 (火) 13時54分

はるママさんへ☆ナツは自己分泌がなくなってからも、基礎インスリンだけで結構下がったりします。
ランタスでこれだから、ミックスの頃はやっぱり「食べない」が即、「病院で点滴」に結びつく…そんな感じでした。その頃プレッシャーかけすぎちゃったんだろうな。反省です。
高血糖だと食欲なくて低血糖だと食欲が出る、そんなふうに身体が働いてくれると一番いいのにね。
今日は「お弁当の日」だったので、無事に完食。しかも10時半が65でした。ブドウ糖3個でお昼までもちました。これにはびっくり。ほんとに毎日毎日血糖の動きは違うから大変です。

投稿: なっちゃんママ | 2006年6月20日 (火) 16時45分

こんにちは♪
お父様…暑い日が続いているのでよけい負担になるんでしょうか?何も出来ないはがゆさ分かります。それでもなっちゃんママさんの顔出来るだけ見せてあげてくださいね。

なっちゃんのこと心配ですね。「ストレス」なのでしょうか。保健室という逃げ道がない今やはりプレッシャーが少なからずかかっているんでしょうね。段々と難しくなるお年頃、まして女の子。
「コンビニおにぎり」を持たすわけにもいかないし…(何故かふとそう思ってしまいました)

なっちゃんの学校は「お弁当の日」っていうのがあるんですか?いわゆる「食育」というやつですか?
10時半が65。でもきちんと自分でブドウ糖取って調整しているんですね。早くhonoにもそんな風になってほしいと思っています。

投稿: honohono | 2006年6月20日 (火) 17時22分

なっちゃんママさんが強いストレスにさらされている様で、ちょっと心配です。
車の運転には気を付けて下さいね。

学校からの電話に対してとられた<我慢>すごく勇気のいる決断だったと思います。私だったら出来るかなあ〜と考えさせられました。
子供を信頼する事は、とっても勇気&忍耐が必要ですよね^^
でも無事に帰って来られて良かった!

シエリも給食を食べて来ません。
<食べない=低血糖>を頭では理解していても「給食はイヤ」なんですT_T
いろいろ説得はしました。後は本人の問題なんでしょうね。自分で乗り越えなくてはならない壁の一つかも。
なっちゃんとは状況は違うけど、親の目の届かないところでの<食事>はどうにも出来ないから辛いです。
シエリは今日は熱を出して早退してきました。
明日は熱が下がると良いんですが、、、心配は尽きませんよね^^;

投稿: ともか | 2006年6月20日 (火) 18時56分

honohonoさんへ☆「お弁当の日」は、1学期中に1回ずつ、1年に3回あります。ナツが入学した時からそうなっていたので、何の意味があるのかはわからないのですが、単に給食センターの職員さんたちの休暇のため…かも。
わたしたちの市って保育所が多いので、わたしもそうだけど子どものお弁当って作る機会が少なくて、しかも中学校も給食だし。
親子のコミュニケーションのためかな。子どもたちには評判です。

ナツの「給食食べられない」が何とか落ち着くといいんだけど。今日も担任の先生には、コンコンとお願いしてきました。
今のわたしにできること…それぐらいです。

投稿: なっちゃんママ | 2006年6月20日 (火) 21時05分

ともかさんへ☆独身時代はストレスに弱かったわたしが、今こうして何とか頑張っている…不思議な感じです。やっぱり「母は強し」なのかな。ナツのためにとにかく今わたしがダウンするわけにはいかない。
でもストレスとうまく付き合う練習ができた、そう思うようにもしています。だってこんな大変な状況って長い人生の中でもそんなにたびたびあることじゃないですもんね。
シエリちゃんも給食は苦手だったんですよね。確かにこう暑くてしかもそんなにおいしいものでもなければ、食べられない日があっても不思議じゃない。実はわたしも子ども時代は小食で給食なんか大嫌いだったなぁ。
今は何でも食べられるけど…。
何年かたったらきっとなつかしい思い出になる。そう思って今を乗り切ります。シエリちゃんもお大事に…ともかさんも疲れが出ませんように。

投稿: なっちゃんママ | 2006年6月20日 (火) 21時14分

こんばんは。 ナツちゃんは大丈夫でしたか? 電話がかかってきたときの対応、すごいなぁっと思いました。
ナツちゃんのちょっと辛い気持ちもわかるけど、電話をかけてお母さんがすぐ飛んできてくれたら、食べなければお母さんが迎えに来てくれるというパターンが出来てきちゃいますもんね。
時には突き放す・・・でも、全身全霊で守ってあげる。
それが理想なのかもしれませんね。
きっとなっちゃんママの温かい愛情が伝わったお弁当だったんでしょうね。明日から、大丈夫だと思いますよ!
がんばれ~ ナツちゃん&ママ^^

投稿: nao | 2006年6月21日 (水) 00時08分

naoさんへ☆学年が変わってまだ担任の先生も試行錯誤しているときの親の対応ってすごく大事なんだって思いました。
親が慌てふためいていると、先生にもナツにも伝染してしまう。
でんと構えているほうがいいんだなってようやく気が付いた鈍い母です。
ナツも多分そう。わたしが血相変えて飛んでくるから、余計に不安になるし、給食が食べられないことが大事件みたいになってしまう。
朝ごはんなんて食べないで登校する子もいっぱいいるんだもん。給食1回ぐらい食べなくても死なないよって思えるまでに時間がかかりました。
もちろんインスリンの種類によっては、やっぱりそれが大問題の子もいるから、今までは確かに大変だったんですけどね。
給食の呪縛から早く抜け出せますように…頑張ります。

投稿: なっちゃんママ | 2006年6月21日 (水) 08時39分

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