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T先生とM先生

 わたしたちの市には、市民病院の他に個人の小児科が2つあります。ひとつはT医院、もうひとつはM子どもクリニック。名前が象徴しているかのように、この2軒の病院はすごく対照的。

先生のお歳は明らかに上だけど、近代的なMクリニック。待合室はカーペット敷きでおもちゃがいっぱい。先生の奥様が薬剤師さんで受付には事務スタッフ。看護師さんもいつも4~5人はいます。点滴室には子ども用のビデオとお母さん用の雑誌。

正反対のT医院。2代目の先生はわたしたちと同年代。しかし、建物も古く、冬には待合室のど真ん中に石油ストーブ(小児科だというのになんて危険)。スタッフは先生以外は3名だけ。この病院では点滴している子どもなんて一度も見たこともないのです。

ナツは、ユウが産まれるまでMクリニックにかかっていました。でもユウが生後2ヶ月の時に、時間外の診察を断られて以来、T医院にかかっていました。T先生は、休日だろうが、夜間だろうがお正月だろうが、身体があいている限り診察してくださいます。わざわざお薬の袋にも、「夜間連絡先」と書いてご自宅の電話番号を書かれているぐらい。でもM先生は極力夜間の診察は受けない方針でした。その時の当直とか市民病院へ行くように言われます。

そんなナツですが、2年前の10月4日、IDDMを発症した時に受診したのはMクリニックでした。

理由はいろいろ。ナツの理由、T先生に「トイレが近い」という症状を言うのが嫌!?わたしの理由。どうみてもT医院ですぐに検査をして結果が出るとは思えなかった(そうです、その時既にわたしはIDDMという病気について少しネットで調べていたから)。かと言って学校を休ませてまで市民病院に行くのがいいのかどうかはわからなかった。結局迷って、その時わたしはナツをMクリニックに連れて行ったのです。

カルテはまだ残っていました。とはいえ、その時ナツは7歳、何と2歳から5年間も受診していません。当然その間、予防注射もあるし、どこか違う病院にかかっていたのはわかるはず。ちょっとわたしはばつが悪かったです。でもこの選択は大正解でした。

M先生は、若い頃、市民病院におられて、この病気の子どもを担当されていました。その時からのお付き合いで、隣の市の市民病院におられるIDDM専門の先生ともご懇意でした。(今のナツの主治医です。)もしわたしたちが、市民病院を受診していたら、仮にIDDMとすぐに診断がついてもまさか専門医がいるからと、隣市の市民病院を紹介されることはなかったはず。だとしたら今の主治医には出会えなかった。

もしT医院を受診していたら、すぐにIDDMと診断されただろうか?ちょっと疑問です。(T先生、ごめんなさい)。

M先生や看護師さんたちスタッフのかたはとても優しかったです。飛び込み患者のようなわたしたちでしたが、親身になってくださいました。すぐに連絡をとってくださり紹介状を書いてくれました。それを持って隣の市の市民病院へ車を走らせました。今から2年前の月曜日の午後のことでした。この日のことは、多分一生忘れられないと思います。

さてさて無事に退院したナツですが、それからが困りました。風邪をひいてもお腹をこわしても、もうT医院に行くわけにも行かず、Mクリニックにかかることになりました。

もっと困ったのはユウです。まずその冬のインフルエンザの予防注射。これはMクリニックに断られ、T医院で受けました。(だってMクリニックにはユウのカルテがないのです)

風邪をひいて、その時もT医院を受診しました。その時、帰り際にT先生がおっしゃいました。

「お姉ちゃんにうつしたら大変やから、薬飲んで、はよ(早く)直しよ」って…。その時わたしは、T先生はナツがIDDMになった事をご存知なんだと思いました。小さな市の事です。何かのつてで耳に入ったのでしょう。でも何もおっしゃいませんでした。T先生ってちょっとぶっきらぼうでそういう先生なんです。

でも、ふたりが、違う病院にかかっているこの状況は厄介だったので、次第にユウもMクリニックでみてもらうようになりました。ちょうどふたりの通う小学校の校医先生がM先生なので、ユウの就学時検診で退院以来初めてM先生にお会いする機会があったからです。

その時に、わたしのほうから、「ナツがお世話になりました。無事退院しました。」とM先生に挨拶しました。ユウの検診もそっちのけで、色々と経過の報告もしました。そしてユウもMクリニックにかかるようになりました。

今では、M先生にもT先生もとても感謝しています。

そうそうMクリニックは、いつも帰り際に、お薬と一緒にぺこちゃんの棒つきキャンディを1本ご褒美にくれます。なんとナツがIDDMで紹介状をもらったときも、このキャンディつけてくれました。その時はすごく動揺していたので深く考えなかったけれど、その時の血糖値500のナツにキャンディ…駄目なんじゃない^^;

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「IDDMライフ」カテゴリの記事

コメント

なっちゃんママさん、こんにちは☆
かわいいスキンだわ>< ちょっとトトロっぽい?!
ナツちゃんも丁度同じ時期だったんですね。去年の今頃、何がなんだかわけがわからず、必死でネットでⅠ型のことを探し、なっちゃんママさん達にたくさんのはげましのコメントをもらったのが、ついこの間のように思います。
本当にあの時は、ありがとうございました。
なっちゃんママも1年経ったばかりでまだまだ大変な時期だったのにね。
T医院とMクリニック。多分話の内容からすると私もMクリニックを選んだかなぁ? でも、T先生も優しい感じでいいですね(ストーブは何とかしないと・・・)
いろんなことが偶然ではなく、必然的なんだなぁと今となっては思いますよ。
IDDM2歳、おめでとうございます。 まーくも5日で1歳になりましたよ☆
これからも長い付き合いになりそうです。お互いがんばって前を向いていきましょうね☆

投稿: nao | 2006年10月 6日 (金) 17時27分

 かわいい~。イルカ?くじら?
愛・地球博に行った時によった、名古屋港の水族館にいるベルーガ親子を思い出しました。
 ベルーガ親子、かわいい~のです!!

 うちの娘も、近所の小児科に行ったのですが、「うちでは検査をしても時間がかかるだけよくないから、紹介状を書きます」と、すぐに専門医に送ってくれました。今でも、かぜや、予防注射はその病院に行ってます。
 
 大人になって1型になると、発見がおくれる事もあるみたいです。
知人の女性の方は、最初に腰が痛くなって、整形へ行き異常なし、婦人科へ行き異常なし、精神的なことからと言われ心療内科へ行きそれでも異常がないからと最後に内科へ行って検尿をしてわかったそうです。たいへんだったようです。

 

投稿: こじこじのぶかぶか | 2006年10月 6日 (金) 17時33分

naoさんへ★そうそうトトロのイメージでしょう。森の感じがね。
ナツは10月4日だったんです(まーくくんと1日違いよ)。だから余計に他人事みたいに思えなくて、去年の今頃、naoさんとは、ぺこさんの掲示板で知り合ったんですよね。
あれから1年、早いねぇ。
遅くなりましたが、まーくくん1歳おめでとう!
これからもよろしくです♪

投稿: なっちゃんママ | 2006年10月 6日 (金) 19時09分

こじこじのぶかぶかさんへ♪このスキンは「森のくじら」っていうタイトルなんです。何で森にくじらなんだろう?
でも気に入っています^^
こじぶかさん、「愛・地球博」に行かれたんですね。わたしは公式ガイドブックまで買ったくせに、行けなかった(主人はちゃっかり会社から行っていました)

今思えば、こんな片田舎の小児科で診察30分後に、「1型糖尿病」と診断されるってすごいことかも…。最初に尿検査をしたら、尿糖が4+でした。その紙を見たとき、一瞬頭の中が真っ白になりましたよ。いくら素人でも、これで何もないということはありえないって思いました。
T医院は、多分メンタルな面から入るだろうな、検査は二の次にするんじゃないかなってそんな気がして、行かなかったんです。発見が早かったのは、ほんとにラッキーなことなんですね。

投稿: なっちゃんママ | 2006年10月 6日 (金) 19時18分

おはようございます♪

私にしてはパソを1日立ち上げなかったのは珍しいのですが、
なっちゃんママさんのこのスキン懐かしい気持ちになります。
この前の少しだけ紫のにも変えられてたでしょ。たまたま来て「あっ私の好きな色だ~」って嬉しくなってました。
でもこのスキンも好きです^^

さて本題へ^^;
市内に小児科医院が二つもあるなんていいなぁ。
確かにうちの市にも○○医院(内科・小児科)っていうのは沢山あります。でも小児科専門の先生は市民病院と隣町の病院とうちの町の医院(honoのIDDMを見つけてくれた先生)しかありません。個人のは看板に書いているだけで専門ではないのです。
おっと話が脱線気味…
ナツちゃんIDDM2歳おめでとう♪
私が初めてコメントを書かせていただいたのはなっちゃんママさんのブログでした。あれから早10ヶ月いろいろと教えていただきました。ありがとう☆
これからも長いお付き合いをよろしくお願いします。
私的には夜間診療をしないM先生。すぐに点滴をしないT先生。どっちもいいなって思います(IDDMゆえ夜中がどうのって言ってられない時もありますが、あくまでも一般の病気として…です。熱が高いだけの時とか…ね)

投稿: honohono | 2006年10月 8日 (日) 08時44分

honohonoさんへ★そうなの、よくご存知で…。あのスキンは、「クレヨン(藤色)」っていうタイトルなの。よかったんだけど、幅が短すぎて^^;

小児科は最近減ってきてますね。M先生の夜間はお断りというのもわかる気がします。そんなことしていたら、先生が身体壊しちゃいそう。今となっては、わかりますが、あの頃は休みの日でも見てくれるT先生が神様のように思えていたなぁ。

点滴にしても、「食べられないし、飲んでも吐くし…」って親が言うと、T先生は、引き出しから子ども用のイオン飲料を出してきて「飲んでみて」っておっしゃるんです。それで飲んでなんともなかったら点滴はしてくれない。でも親としては、点滴してもらうほうが、何だか安心かも…。

おもしろいぐらい正反対なんですよね。でもM先生は、喘息が専門なので、ユウはM先生に診てもらうようになってかえってよかったかもしれない。

もう10ヵ月にもなるんですね。ほんとにあっという間でした。こちらこそこれからもよろしく!です^^

投稿: なっちゃんママ | 2006年10月 8日 (日) 12時41分

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