« 収穫祭 | トップページ | ちょっとショック!です。 »

入院物語

 いきなり今週は月、火と入院で始まった1週間でした。わずか2日間の入院生活、いろいろなことを考えさせられました。

今まで、不思議だったんだけど、子どもの急な入院、ほとんどがうつる病気だと思うのです。でも病院はほとんど相部屋。一体どういう風に分けているんだろう?多分うつらない病気(喘息とか)の子を一つの部屋にまとめ、うつる病気でも同じ病気なら一つにまとめ、特殊なうつる病気の子は個室…こんな感じかなと勝手に思っていましたらが、そうでもなかったです。なぜなら、「感染性胃腸炎」のナツが相部屋に入れられて、同じ部屋にはもうほとんど回復している保育園児(この子は髄膜炎の疑い)と1歳にもなっていない赤ちゃんでした。

「家族も全滅になりますよ」とおっしゃっていた主治医の先生。そんなに感染力が高いのに相部屋でいいのって今、素朴な疑問が…。わたしはなるべくマスクをしていたので、うつらなかったのですが同じ部屋の子どもやその付き添いのお母さんは無防備でした。ナツが退院した日に、ふたりとも外泊で帰って行かれたけれど、今頃うつっていないかな。ちょっと気になります。

最近個人情報の保護がうるさく言われているけれど、病院においてはそんなこと絶対に望めない…そう思います。亡くなった父が入院していた病院は県立の病院でしたが、入院時に部屋のネームプレートをどうしますかとか、お見舞いの人が来られたときに、病室の番号をお知らせしてもいいですかなど聞かれました。そういえば、ネームプレートを出さないで、代りに「入院中」というプレートがかかった病室もありました。でもただでさえ忙しい看護師さん、このことの説明や確認に時間がとられるのは気の毒な感じです。

さて、今回ナツの入院した病院ではそんな対応はまだされていません。堂々とプレートが貼られ、相部屋だから部屋の中でも看護師さんとのやりとりは同室の患者さんの耳に入ります。「血糖値」とか「インスリン」とかいう言葉が飛び交うわたしたちの会話は同室の若いお母さんたちにはどう思われていたのだろう。もし身内に2型の人がいて、インスリン注射の事を知っている人なら、すぐに糖尿病を連想したと思う。かといって聞かれもしないのにいちいち病気の話などしたくもないし、ほんとにプライバシーなんてない…病院ってそういうところなんだな。

ちょっと気になる患者さん。ナツの隣のベッドには、1歳にもならない女の子が入っていました。付き添いの若いお母さんもいました。ナツは2日目の朝、6時に赤ちゃんの大きな泣き声で起こされたとぶつぶついっていましたが、この赤ちゃんほとんど泣きません。一日中ベッドの中、しかも具合が悪くて入院。ほんとならもっとぐづっていいはず。なのにほとんど泣かないのです。しかも付き添っているお母さんが赤ちゃんを抱いて廊下に出たりすることはほとんどなかったので、それぐらい具合が悪いのかなと思っていました。

2日目になって、この赤ちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん(と言ってもすごく若い)たちが、お見舞いに来られて、赤ちゃんを抱いて廊下を歩いている時、初めて見かけました。何だ、元気そうじゃない。じゃあなぜお母さんは抱いてあげないんだろう。ちょうどわたしたちが退院の手続きを待っている間に、この赤ちゃんの担当の先生が来られて話をされていました。それでわけが少しわかりました。

嫌でも耳に入る先生の話はこうでした。

「入院の時にお話を聞いて、周りに手助けしてくれるご両親とかが近くにいない今の状況での育児がとても無理があるように思えたので…以前この病院にいた看護師が今は保健士として、訪問もしています。お母さんの事を話したら、とても気にされて…生活時間のこととかも今のままでは…もしまた今回のような状態になった時に、相談できる人がいると安心だし…離乳食にしても、誰にも相談できないと煮詰まってしまうし…本当なら全員の方にこういうシステムや援助を利用してもらうのが、一番いいことなんですけど、それは無理なので。今日、もうすぐここにその方がきてくれることになっていますので。もし嫌じゃなかったら訪問を受けられたらどうでしょう。あっ、このことは別におじいちゃんに頼まれたからというのではないんですよ」

カーテン越しの会話は大体、こういう感じでわたしはすぐに「育児放棄」とか「ネグレクト」とかいう言葉が頭を駆け巡りました。さっきまでそこにいて何やかや言っていたおじいちゃんとおばあちゃんはさっと席をはずされています。すぐにぴんときました。ああ、そういうことか…。先生がとても言葉を選んで話されているのが痛いほどわかりました。

もちろんわたしの勝手な想像です。でもナツも「お隣のお母さん、何だか変なの。時々怖いこと言うし、赤ちゃんが泣いてもほっているし…」って言っていました。

でももしこの赤ちゃんが将来IDDMになったりしたらどうなるんだろう…なんてことまで考えてしまいました。まぁもちろんならないと思いますが、どんな小学生になるんだろう。どうか無事に育って欲しい、ちゃんと両親の愛情をいっぱいもらっていい子に育って欲しい。だって折角産まれてきたのに…。そう思いました。

人生は本当に色々あります。そして他人事ではない、わたしはわたしの子どもたち、IDDMと一緒に生きていかなければならないナツをきちんと育てていかなければ。改めて親の責任みたいなものを感じさせられました。

|

« 収穫祭 | トップページ | ちょっとショック!です。 »

「IDDMライフ」カテゴリの記事

コメント

なっちゃんママさん こんばんは!
なるほどね~  まさに人それぞれ タイトルのとおり 入院物語 ですね。。

 入院病棟の相部屋って 本当 プライバシーに欠けてますよね。
私も 常々そう感じてます。

 なになに? なっちゃんの入院時のお隣さん! 気になりますねぇ。
まだ赤ちゃんなのに・・・ う~ 将来が本当 心配です。
 そのことで、なっちゃん 嫌な気分になったのではありませんか?
大丈夫ですか??

  次世代を担う子供達~
育てていくこと 私達大人の 務めですね。。。 
   

投稿: keiko | 2006年11月25日 (土) 20時56分

keikoさんへ★お隣の赤ちゃんが泣き出すと、ナツは「どっか行こう」って言って部屋から出ようとします。泣き声を聞いていると胸が痛くなるって言っていました。
「赤ちゃんって泣くものよ」って言ったんですが、ナツなりに何か感じてそういう風に思っていたのかもしれませんね。

お隣の赤ちゃん、お見舞いに来ていたおじいちゃんも個性的な人で他人事ながら、その辺に問題があるんじゃないのって思ってしまいました^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月26日 (日) 10時58分

お久しぶりです。
なっちゃん大変だったんですね〜T_T
でも、2日間ですんで良かったね♪ ホッとしてなっちゃんママさんが倒れない様にね^^

最近寒くなって、すっかり冬って感じになって来ましたね。
そろそろ、幼稚園でも嘔吐下痢症がチラホラ。
私は個人的に、この季節が一番怖いです>_< インフルエンザもやって来るしね、、、
ちょっとした風邪程度で病院に行くと、とんでもない物を貰って来そうだよね。

その後、隣のベッドに居た赤ちゃんは元気に過ごせているのかしら?
でも、病院側もきちんと状況を分かっているようだし、母親以外の第三者がすでに介入しているから、少しは安心ですね。
最近は、どうして子供を産んじゃったんだろう?って思う事件が沢山起きているので、そんな事にならない事を祈っています。
なっちゃんも入院しているのに、隣にまで気を遣って、、、疲れちゃっただろうね。やっぱり自宅が一番だよね♪

投稿: ともか | 2006年11月26日 (日) 14時58分

ともかさんへ★ほんとに相部屋は疲れました^^;
発症時の入院は別の病院だったんだけど、そこはちゃんと付き添い用のベッドも出してくれたし、結構快適に過ごせたんですよ。今回はたったの2日間なのにとにかく疲れました。
ともかさん、わたしもこの時期が一番嫌い!もっと寒くなるほうが、身体も慣れてしゃんとしますよね。特にわたしたちの市は今、この感染性胃腸炎が大流行していて、どこでうつされてもおかしくないって言われました。ナツが外来のベッドで点滴をしてもらっている時も、ほとんどの子どもが同じような症状であっという間に点滴の棒がなくなってしまったぐらいです。
でももし今度同じような症状になっても、入院考えてしまいそうです。外来で朝から夕方まで点滴でもいいから、夜中は連れて帰りたいような…でも夜中が一番怖いし^^;
どっちにしても元気が一番。どんなに姉弟げんかしても家にふたりがいるのが一番です。

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月26日 (日) 15時53分

こんばんは! ナツちゃんは元気になりましたか?
入院中、そんなことがあったんだぁ。 わが子のBS値も気にしながら、隣にも気を使いながら?疲れたんじゃないですか?
でも、身近にそういう(育児放棄とか)人をまだみてないので、どういう感じなのかわかりませんが、きっと赤ちゃんの鳴き声が、ナツちゃんには言葉のように聞こえたんじゃないかな?
泣かない赤ちゃんが最近多いと聞きます。 つまり意思表示をしないのです。
それは、大人が作り上げたのかもしれませんね。
そんな赤ちゃんが、どんな子供から大人になるのか心配な気もします。

兄弟げんかしててもうるさくても一緒にいるのがいいですね♪
まだまだ暖かい島ですが、そろそろインフルエンザの予防接種もしないといけないなぁ><
とっても似合わないクリスマスツリーなぞ出してみましたが・・・^^;

投稿: nao | 2006年11月26日 (日) 22時27分

naoさんへ★そういえば我が家はまだツリー出していなかったなぁ^^;
南の島のクリスマス、ちょっと想像できないかも…。島で過ごす最後のクリスマス&お正月ですね。
ナツは元気に学校に行きました。そうだ、ちょうど1週間前の今日、今頃大変だった。
早いような遅いような1週間でした。
色々な親子がいるけれど、折角産んだ我が子が可愛くない親なんていないと思う。どこかで歯車が狂ってしまったんでしょうね。
例のお母さんは確かに若いけど、ぱっと見は普通のお母さんでした。むしろおじいちゃん、おばあちゃんの方が個性的過ぎて、病室で親子喧嘩していました^^;
そのおじいちゃんが柿を赤ちゃんに食べさせようとしたら、お母さんが「下痢したら困るから止めて」って…。そしたらそのおじいちゃん、「絶対にそんなことはない、お菓子なんかより自然のもののほうが、よっぽど身体にいいんだ」って。
よくある話ですが、仮にも入院中。ちょっと常識を疑っちゃう。早く退院できてよかったです。あのまま、2、3日いたら…ぞっとします^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月27日 (月) 08時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/47488/4306303

この記事へのトラックバック一覧です: 入院物語:

» 『より良いものをより安く』全国に広がる消費者サークル [◇生活互助会◇会員登録無料]
生活互助会は、協力企業様や全国の経営者様のご協力により運営されております。只今無料登録キャンペーン実施中♪ [続きを読む]

受信: 2006年11月26日 (日) 00時12分

» 看護師の資格を取得するには? [資格の話]
看護師の国家資格をとるためにはどのようにしたらいいのか? 看護師になるためには、まず、国から指定されている養成学校を卒業し、受験資格をとる道が一般的です。 養成学校とは、看護大学や短大の看護科、専門学校の看護科などをさします。 看護師の国家試験の合格率は9割りを超えますが、どちらかというと、これらの養成学校に入学する試験の方が高倍率とも言えます。 看護師は、「白衣の天使」といったイメージがあるせいか、長らく女性の職業ととらえられがち�... [続きを読む]

受信: 2006年11月26日 (日) 00時49分

» 耳 病気の症状を知る [耳 病気 耳 病気の症状を知る]
耳の病気についての情報サイトです。ここで耳の病気についてのあらゆる症状や原因を知りましょう。耳の病気解決を最大のテーマとし活動していきます。 [続きを読む]

受信: 2006年12月 4日 (月) 22時17分

» 情報セキュリティコンサルタントのブログ [情報セキュリティコンサルタントのブログ]
■■ 情報セキュリティコンサルタントの気まぐれ日記 ■■ [続きを読む]

受信: 2006年12月12日 (火) 23時45分

» 子どもの病気対処法 [育児、子育ての悩み解決支援]
育児や子育ての悩み解決。育児・子育ての支援情報公開 [続きを読む]

受信: 2006年12月22日 (金) 08時51分

« 収穫祭 | トップページ | ちょっとショック!です。 »