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入院2日目

 ナツが発症した時、そしてその4ヵ月後の検査入院はどちらも隣市のM市民病院でした。その後主治医の異動に伴い、今は、わたしたちの市の市民病院にかかっています。なので今回の入院は今の病院になってからは初めてです。正直、どうしても前の病院と比べてしまい、発症時がこの病院でなくてよかったとしみじみ思ってしまいました^^;

今回は4人の相部屋でした。ナツをひとり置いて帰るには相部屋のほうが少し安心です。気にはなりますが、帰ってくるとわたしは落ち着きます。昨日は3時過ぎから寝ていないので爆睡しました。そして朝ユウが登校してから病院へ。果たして血糖値はどうだったんだろう。

朝7時に測っていました。92でした。

「昨日あれからどうしたの?何か食べたの?夜中は測ってもらったの?」

「10時に測ってって言われた」…でも測定器にはデータはありませんでした。測ってもらった形跡もありません。補食もとっていません。帰る前に少し飲ませたポカリも減っていませんでした。でも低血糖にはならなかったようでやれやれですが、ちょっと怖い^^;

結局朝ごはんのロールパン2個は、ビニール袋のまま開けてもいませんでしたが、おかずのハムを少し食べ、出された果汁も飲めたようです。でもインスリンは打っていませんでした。「点滴の分はインスリンを入れていますけど、自分で食べたり飲んだりできるようになったらその分は今までどおりインスリンを打ってね」って言われていましたが、こんなイレギュラーな時にナツが自分で単位数を決めるのは無理です。でも看護師さんも決められない。

ジュースが飲みたいと言うので、売店にジュースを買いに行ってそれを飲む分を合わせてQを1.5単位だけ打ちました。前日は朝に打ったきり全く打っていません。24時間ぶりの注射。「何だか注射打つの久しぶりって感じがする」って嬉しそうでした。わたしは複雑な心境でした。

実は22日は学校で「収穫祭」という行事があります。親も出席です。だから何とかして21日には退院したい、でもこればかりはねぇ。まだ食欲も戻らないし、時々むかむかするようです。ところが10時過ぎ、コンビニおにぎりが食べたいと言い出し、売店に行ってみました。やっぱりどんな時でも食べられるのはコンビニおにぎりなんですよね。

売店とは言っても、すごく小さい。お弁当やおにぎり、サンドイッチなどはすぐになくなるって聞いたことがあります。でも…ありました。1個だけ、かつおおにぎりが。そして1個ぺロッと食べました。やった~~。何とか退院できそう。後は昨日の受診日にもらうはずだったインスリンと測定1式を退院時処方で出してもらえたら、しばらく来なくていいんだけどなぁ。主治医の先生はお昼が食べられたら午後から退院と言われました。頑張って病院内をウロウロ歩きました。少し身体を動かすほうが、食欲も出るし気分もいいはず。あんな狭いベッドの上でずっといて気分がよくなるはずなんてないですもの。

しかし点滴が…^^;

電動式なのであまり長時間はもたない。すぐにバッテリィ切れのランプが点灯してなります。こうして点滴につながれたナツと院内をウロウロしていたら発症時の入院中の事を思い出してしまいました。もうあれから2年です。思えばこの2年間の間に、ナツのこと、父のこと、母のこと。一体わたしは何回入院宣誓書や問診表を書かされたことか、そして何度こんな風に病院で過ごしたことか…場所は違ってもついついそんなことを思い出してしまいます。

そうこうしているうちに昼食の時間です。ここは部屋まで看護師さんが届けてくれます。ナツの食事は今回も1600kcalの糖尿病食ということでしたが、いきなり硬いものも無理でしょうということで昨日、何がいいですかって聞かれました。子どもなのでお粥は大嫌い。結局おうどんなら消化もいいしということになっていました。楽しみにしていたおうどんですが、半分も食べられません。10時におにぎりを食べているのだから無理もないです。おかずは、焼き魚とおひたし。大根と焼き豆腐の味噌煮でした。

何とか退院もOKをもらいましたが、主治医の先生は午後から別の病院へ、なのでインスリンはもらえず、1週間後にまた外来診察の予約を入れました。しかし、ここからが長い。

ナツは早く点滴を取って欲しくてウロウロするのですが、なかなか看護師さんは来られません。大抵どこの病院も1時から2時の間、看護師さんたちも昼食タイムですもの。で、2時からようやく退院手続きです。「夕食はどうされますか?」だって。そんなのいらないよ~~。だって退院するのに…。「なるべく早く出たいんですが」って言ったら、「あっ、でも会計に1時間ほどかかりますから」だって。たかが2日分の会計になぜ1時間。でも文句は言えません。とにかくじっと待ちます。ようやく3時前に、請求書が出て、お薬(整腸剤)と退院指示書ももらえました。そして無事に帰ることができました。

気になる入院費。今回は小慢が適用されて1ヶ月の限度額の11500円だけでした。でもこれってあと何日入院していてもこの金額だけなのよね。それならちょっと損をしたような気分。でももし適用してもらえなかったら、2万円ほどかかっていたはず。それに外来で吐き気止めや風邪薬を出してもらうとその分だけ小慢からはずされて別に支払わないといけないわけだから、まぁどっちにしてもこの際退院できるならどうでもいいのです。

たった2日間だけの退院だけど、ナツのこの時の笑顔は最高でした。やっぱり家が一番だもんね^^

そしてこうして入院してみると平凡な毎日がいかにシアワセか改めてしみじみ思いました。でもこれからもシックディはちょっとしたことで入院になりかねないナツです。だからいっそ入院ってそれほど特別なことって思わずに家で寝ている代わりに病院のベッドの上で寝ているだけ。その程度の気持ちで入院を考えたほうがいいのかもって思いました。

こうして長いような短いような2日間が終わりました。長い入院記録になってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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コメント

はじめまして。今年の夏発症したばかりの9歳のIDDMの娘を持つ母です。うちの子もただ今シックデイもう2週間以上高血糖が続いています。先週は3日も朝の2時間血糖が600を超え測定不能です。食前のRを使ってコントロールしているのですが、追加打ちというのはしていません。コントロールの仕方って主治医の先生の指示によってだいぶ違うようなのですが、600超えはなんとかしたいなあ。今のところ食べられるので外来でがんばっているのですが・・・・・。かなり心配。

投稿: アリスママ | 2006年11月22日 (水) 20時03分

アリスママさんへ★訪問&コメントありがとうございます♪
9歳ということは、4年生?3年生?どっちにしても年齢も近いのでこれからもよろしく^^です。難しいお年頃の女の子。IDDM以外の悩みや愚痴もダラダラ書いていますので、また色々語りましょうね。
発症からまだ3ヶ月ぐらいですか、しかもシックディ。コントロールが難しいのは仕方がないですよ。超速効のインスリンがあると、こういう時、助かるけれど、打ちすぎると低血糖も怖いし、今は600越えにも目をつぶるしかないかも…
でも大丈夫。シックディはいつかは終わりますもの。それに今度シックディになるころには、しっかり経験値を積んでQも使いこなせるようになると思いますよ。(その前に主治医がだしてくれないとできないけど)
ナツもまだウイルスの影響か、今日も高めの一日でした。明日のお休みはアリスママさんもゆっくりできるといいですね。わたしはどっど疲れがでそうです^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月22日 (水) 20時44分

こんばんは~♪
大変でしたね
嘔吐や下痢が流行っているみたいです。
今日のナツちゃんはどうでしたか?
明日は祝日そして1日だけ行ってまた週末 ゆっくりできるといいですね☆
我が家はOS-1と漢方薬(ゴレイサンっていうの)が常備してあります。
でも、このゴレイサンっていうのがちょっとくせもの。だって効く病名の所に「糖尿病」ってあるから漢方専門の先生に出してもらうのではないので、何がどう効くのかが分からないまま。honoが発症してからは使うのを躊躇しています。
まだまだ未経験の私たち親子。少し咳が出始めているようですが、ひどくないので病院へは行く気にはなりません。本当は今月末こっちで採血なんだけど来月の本来の先生のところでもいいっかなって思っているところ。へたに行って嘔吐・下痢の症状をもらってもねって思います。
明日からはまた雨だと聞いてます。寒くなって戻りつつあるであろうナツちゃんの体調が崩れませんように…。
なっちゃんママさんもゆっくりとお過ごし下さいね♪

投稿: honohono | 2006年11月22日 (水) 21時47分

honohonoさんへ★ありがとう。まだいつものようには食べられないけれど、かなり元気です。今市内ではノロ・ウイルスが大流行だそうです。
先生も、「みんなでうがい、手洗いしないと家族全滅になりますよ」っておどかされましたが、今回はもらわないですみそうです。

我が家はいつも11月、12月が不調です。そして年が明けると1月から3月までは風邪もひかず元気に過ごせます。今年もまたこのパターンかなって思いながら耐えましょう。
honoちゃんも感染性胃腸炎、くれぐれもご注意くださいね。こっちは朝から急に風がきつくて寒くなりました。いよいよ冬本番かな^^

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月23日 (木) 09時37分

おはようございます。
大変でしたね。本当に「食べられない」と言う事が一大事ですよね。
うちの姫も9月におたふくになり治りかけた頃に「無菌性髄膜炎」を併発してしまって・・
飲めない、食べない・・いつもは食べ過ぎが心配な2歳児なのですがこの時ばかりは・・
上の子達(高1、小5)の時とは違う心配をしなければいけません。
DMっ子、ならでは・・ですね。
お大事に・・ゆっくり休めるといいですね。親子共々(^.^)

投稿: なり | 2006年11月23日 (木) 11時03分

なりさんへ★ありがとうございます。そっかぁなりさんのところは3人兄弟の末っ子さんなんですね。一番上のお兄ちゃん(お姉ちゃんかな?)は、もう高校生なんですね。
大変な時は色々手伝ってくれたりします?
今回も病棟には小さいお子さんやら赤ちゃんやらでいっぱいでした。小さい時の入院はお母さんがほんとうに大変。
うちはふたりとも小さい頃は入院経験がなく、ナツの発症時の7歳ではじめての入院体験でした。多少聞き分けもできているし、自分で何でもできる年齢だったからよかったけれど、それでも退院したらドッと疲れが出ますね。
今回みたいなたった2日間の入院でも大変でしたもの。やっぱり元気が一番ですね^^

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月23日 (木) 14時25分

こんばんは☆ 今回は大変でしたね。
<何を食べても飲んでも吐く>という様子は 子供にとってホントに
シンドそうで、見ているほうが辛くなりますよね。
退院する時って、何でこんなに時間がかかるんでしょうね!
こちらの病院も 1時間以上はボ~ッと待っていました。
のじおの今回の入院でも、私はバタバタしましたが、
ユウくんもお姑さんもいらっしゃるなっちゃんママさん、さぞお疲れでしょうね。
ここ数日は なっちゃんの体調はいかがですか。
今週末、ゆっくりなさってくださいね。

投稿: のじおママ | 2006年11月23日 (木) 18時58分

のじおママさんへ★ありがとうございます。今朝は朝から声がかすれてしまってでません。このまま風邪になるのか、気を張って治さなきゃぁ。院内はすごく空気が乾燥してますもんね。
のじおママさんも本当にお疲れ様でした。すっごく偶然ですが、のじおくんもその日が外来予約の日だったんですよね。ナツもそうなんです。何か面倒臭くて病院行くのいやだなぁなんて思っていたのに、予約の時間の3時に点滴しながらベッドに寝ているナツを見ているとほんとなら今頃元気に来れていたのにって思っちゃいました。
下がるのが怖くてついつい控え目に打っています。しばらく高めでいきます。
実はあさって、ユウの誕生日です。どこかに出かけたかったけどちょっと無理。
結局DSの新しいゲームソフトを買ってやる事になりました^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月23日 (木) 19時41分

なっちゃんママさん、こんばんは。
大変でしたね。。;;
この病気って本当に食べられないと怖いですね。
うちの子は今のところはまだ入院まではないのですが
気持ち悪いといわれるとドキッとします。

そうかあ、病棟の看護師さんは毎日みているわけではないから
インスリンの単位を決めることはできませんよね。
ドクターがいたとしてもきっと無理なのかも。
やはり頼りになるのは自分!なのですね。。
病院にいるのに心配だなんてどこか納得できないけれど。

その後ナツちゃんはいかがですか?
ママも疲れたことでしょうね。
風邪、うつりませんでしたか?
寒くなってきたことですし、
ゆっくり休める時に休んでくださいね。

投稿: じゃこちゃん | 2006年11月23日 (木) 20時13分

なっちゃんママさん こんばんは! 
そうだったのですね、 大変でしたね。。今初めて 入院のことを知りました。
コメント遅くなって ごめんなさい!!

 吐く風邪は、IDDMっ子にとって 本当 厄介なものになってしまいますよね。
口から食べ物を受け付けない時の低血糖の恐怖・・・
うちの娘ではないですが、やはりIDDMのお友達が 吐く風邪で去年 入院しました。
IDDMでなかったら 脱水症状にならない限り 入院とまではいかないのでしょうが、
こういう時 人とは違う病気を持っているのだなって 思ってしまいますね。。

 なっちゃん よく頑張りましたね~。
今日は もう 以前のように食べられるのですか?
別腹の甘いもの は復活したかな?

 なっちゃんママ いつもいつも 病院のことでは おつかれさまです。。
ご家族のみなさんは ママがいると心強いことでしょうが、
ママが倒れてはいけませんからね、 しっかりと手抜きしてくださいね!!
無理なさらないでね。。


 

投稿: keiko | 2006年11月23日 (木) 22時00分

じゃこちゃんへ★そうなんです。もともとこの病気の子たちはみんなM市民病院から主治医が引っ張ってきた患者さんばかり。
だから看護師さんたち、この病気に関してはあまりご存知ないみたい。寝る前に70台で夜間に測定しないなんて考えられない。もちろん様子が変ならすぐに対応しますからっていう感じで「何かあったらブザーで呼んでね」ですって。
シックディは普通の時みたいに低血糖が自覚できるかどうかも自信ないのに…。
主治医の先生はIDDMの子たちをVIP扱いのようにしてくださるけれど、看護師さんから見たら、なんで?見たいなところもあってその辺をひしひしと感じました。
でもとにかく退院できたんだからよかったよかったです。

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月24日 (金) 08時55分

keikoさんへ★いつもありがとうございます。ナツが初めて感染性胃腸炎になったのが4歳の春でした。その時のほうが小さいし今回よりもひどかったのに、入院の話なんて全然出ませんでした。
わたしその時、一体どういう状態なら入院になるんだろうってすごく不思議だったんですよ。逆に今回なんか、即入院。やっぱり仕方ないんだって思いました。でも少し悔しかったですね。
場所は違うのに病院にいると嫌でも亡くなった父のこと、思い出してちょっと辛かったです。
入院の準備をさっさとしたくできるようになったのが、何だかすごい。いや、そんなことができるようになってもしかたないんだけど^^;
食欲はあるのに、いつも通りに食べるとあとが苦しいみたい。週末には何とか完全復活してくれるでしょう^^

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月24日 (金) 09時04分


1型をよく理解していないメディカルスタッフは、糖尿病だと思って(1も2も一括り)
なめてますよ!!こちらがメディカルの力量を見極めなくっちゃ・・・。

親子して勉強が続きますね^^

投稿: 沙織(父)@大阪 | 2006年11月24日 (金) 22時47分

沙織父さんへ★そっかぁ、看護師さんたちは2型のイメージで接していたんですね。(今頃気がつく母^^;)
ベテランそうな看護師さんに、「お母さん、そんなに心配されなくても大丈夫ですよ。ちゃんとわたしたちがついていますから~」って言われると、「神経質な母」って言われているようで、ついつい弱気になってしまう。
確かに2型だと、急に下がることもないからあんなにのんびりされていたのですね。
それに比べると以前の病院のほうが看護師さんたちよく勉強されていました。
今回はいい勉強になりました^^

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月25日 (土) 10時08分

すみません^^::出遅れてしまいました
入院してたのですね。 今知りましたごめんなさいね
食べられないのは本当に辛いですよね
親は変わってやることも出来ず・・・・
私も9月にあずまが入院した時にいつもの病棟がいっぱいで違う棟に入院をしましたがI型があるなんて知らない看護師さんがほとんどでした。

会計の時間がかかるのは^^::
私も独身の時病院の事務をしていたのでよく分かるのですが、今の自分の仕事プラス突然の退院
たま~に看護師さんの注射などのデーター記録ミスなど確実に確かめないと後でマイナスが出る、そうなると後でお金を返してくれるってなると患者さんは嬉しいのですがこちらのミスで後でいくらかプラスで取られるとなると患者さんもいい気がしません。
いくら小慢でお金が決まっているからと言っても退院までの点数をきちんと出さなくてはいけません。
事務の方へはひどければ退院まじかに連絡が来る事もあります^^::
なのですぐに出来ないのです ハイ(事務に成り代わりまして説明させていただきました(笑)

投稿: なつき | 2006年11月27日 (月) 20時58分

なつきさんへ★なつきさんは病院で医療事務のお仕事されていたんだぁ~。奇遇です。(またしても^^)
といってもわたしは外来専門で入院レセプトの苦労は知りません^^;
そういえば入院の担当の人たち、月末はすっごい残業でした。
そんな中で、わずか1泊2日の入院なんて、「うわぁ何これ?」って感じなのかな…。

今回の病院のスタッフ、任せて大丈夫?っていう感じでしたが、入院しているのに不安^^;
何か変ですね。昨日は外来受診の日だったんですが、先生からは入院してよかったでしょう、早く元気になれてよかったねって言われ、うなずくしかなかった^^;

投稿: なっちゃんママ | 2006年11月28日 (火) 08時55分

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