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母が亡くなった日のこと

 3週間前の火曜日の話です。前回書きましたが、午後4時にわたしの携帯がなりました。そして駆けつけた病院では無言の母との対面が待っていました。警察の遺体検案も終わり、引き渡されました。迷うことなく父と同じように会館へお迎えの電話をかけ、迎えに来てもらい、会館へとわたしたちも向かいました。

後で主人から聞いた話です。このことを聞いたわたしの主人の母は、「そんなひどいこと。どうして一度家に帰してあげないんやろ。もしわたしが死んだら一度は家に戻してね」と言ったとか…^^;

会館に着くと、連絡していた主人が先に待っていてくれました。主人の顔を見た瞬間、どれだけホッとしたか。今までの張り詰めていた糸が切れるような思いでした。会館に入るとやっとナツやユウもホッとしたようです。こんなところにきてホッとするのも変な話ですが、父の時に経験しているので、なぜかふたりともここを気に入っています。少しナツの顔にも笑顔が戻りました。

そして母の妹たち(わたしの叔母)がお悔やみに来てくれました。平行して父の時と同じように、会館の方と葬儀の打ち合わせが進みます。祭壇を決め、葉書を決め、お供え物を親戚の方たちが選んでくれてといった具合。何もかも9ヶ月前の父の時の繰り返しです。

「父の時はこうしたよね、去年はこうだったね」といった具合にとてもスムーズに進みます。でも気がつくと9時をまわっています。

しまった~~ランタスを持ってくるの忘れた~

ランタスは家でしか打たないので、インスリンポーチには入れません。こういう時には困るのです。ただどっちにしてもわたしたちは今夜、会館に泊まることになるのでとにかく一度家に戻り、着替えやら葬儀に必要なものを取りに帰ることになりました。

家に戻り、遅い遅い夕食をとりました。結局この日の夕食、ナツは一口も食べません。気になるBS、病院で202、この時点で248。食べないので打たないで様子をみました。ランタスだけいつもの10単位。そして4人の2泊分の着替え、式服、ナツやユウが通夜、葬儀に着る服(学校の制服がないのでこういう時に困る)を片っ端から詰めていきました。

そして一番大事な針の予備、チップの予備も多目に。何も食べていないナツのためにお菓子からジュースからいっぱい。あっそうそう、ブドウ糖も一袋。

去年父の時も思ったのですが、こういう時にまるで旅行にでも行くようなジュースやお菓子。さぞ知らない人からみたら、なんて不謹慎な…って思われるような荷物。でもナツはIDDM。どんな時でもたとえおやつに見えてもこれはインスリンと同じぐらい必要なものなのです。

おかげで海外旅行にでも行くような荷物になりました。

会館に戻り、ナツたちはお風呂に入って休ませました。この時に追加インスリンを打ったかどうかは忘れたのですが、夜間に43でナツが目を覚ましました。確か父の時もここで夜間に低血糖を起こしたんだっけ。ね、だから持ってきたジュースやブドウ糖が大活躍なんです。

わたしも主人と色々話はあったのですが、これからの2日間を考えて、1時過ぎに休みました。ただ部屋の大きな冷蔵庫の運転音が大きすぎて何度も何度も目が覚めました。

補食をとらせたナツは何とか朝までもちました。

母とわたしたち4人がこんな風にひとつの部屋で寝ることなんて最初で最後です。こんなことになるのなら一緒に旅行に行ったり、泊まりに行ってやったりしていたらよかった。そう思うだけで涙が止まりませんでした。

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母のこと」カテゴリの記事

コメント

読んでて涙が出てきました。
その時は辛いなんて思う時間がないくらいしなくてはいけない色んな事がありますよね。
読んでて胸がいっぱいになりました。
もし私がなっちゃんママと反対の立場なら同じ様にきちんと出来るだろうか・・・・

なっちゃんママ?3週間たった今疲れが出ていませんか?
いつも色んな事がんばってるなっちゃんママ。
ごめんね うまく文字で表せなくって。
いつも応援してるからね。

投稿: なつき | 2007年6月12日 (火) 14時48分

なつきさんへ★いつもありがとう。暖かい言葉にわたしのほうが、泣きそう(*_*)
思い出すと辛いし、淋しいのはこれからのほうかなって思うんだけど、今はわりと元気に毎日送っています。
父の時ほど、看病やつれしていないし^^;
ちゃんと食事も食べているのよ。
でも火曜日のこの時間がくるとついつい思い出しちゃう。
それにしても4時前の連絡、今思っても不思議なほど、わたしが一番出かけやすい時間でした。
1週間で今日だけがふたり揃って4時に帰ってきます。だから他の曜日だと、誰かの家に行っていたり誰かが家に来ていたりで、なかなかさっと出かけられないし、子どもたちが学校にいる時間だと、迎えに行って早退させて連れて行かなければいけないし、まるで母はわたしの都合に合わせてくれたかのような感じでした。
亡くなった人に心配かけないように生きる、これが一番の供養なんですって。(テレビで有名なあの方の言葉です)

実はこれ、父が亡くなった後にいつもわたしが母に言っていた言葉。それを母が亡くなった日に、なんとユウに言われてしまいました。
「だからお母さんは泣いちゃ駄目なんだよ」って^^

投稿: なっちゃんママ | 2007年6月12日 (火) 15時32分

なっちゃんママさん♪
おはようございます☆

↑なつきさんへのコメントの中で…
お父様が亡くなられた時にお母様が言われた言葉
今度はユウくんが言った言葉
honoと同じ3年生なのにユウ君ちゃんと周りを見ていますね。素直だから余計自然と入ってきた言葉なのかも知れないけれど、ちゃんと長男していますね

お父様もお母様も姿は見えないけれど、いつまでもなっちゃんママさん達の心の中で生きていてくれますよ

まだまだこれから疲れが出てくると思います
子供達が学校へ行っている平日 ゆっくり出来るときはマロンくんと一緒にゆっくりまったりと過ごしてくださいね

投稿: honohono | 2007年6月13日 (水) 08時43分

honohonoさんへ★そうなんです。ユウは時々、ドキッとするようなことを言います。まるで大人と会話している感じがします。

だから余計に子どもたちの前ではめそめそしていられません。

最近になって少しホッとしてやっぱり疲れが出てきたような…今日もお昼からちょっと横になったら爆睡していました。目が覚めても今が何時なのかがなかなかわからないんですよ。おかしいぐらい^^;

マロンがいてくれて本当によかったって思います。ペットに癒されるっていうのがすごく実感できる。でもって、落ち着いたらもう1匹考えようかななんて思います。

投稿: なっちゃんママ | 2007年6月13日 (水) 16時10分

なっちゃんママさん こんにちは。

お母様のあの夜のこと・・・
吐き出したい時 どうぞ吐き出してください。
話したくない時 無理に思い出さないでください。
泣きたい時 どうぞ涙を我慢しないでください。
母親であるけれど、なっちゃんママさんは 亡くなられたお母様の娘なのですから・・・

 いろいろなつらいことを受け止めなければならない時って 人生に幾度となくありますね。
その度に 我慢しないで 自分の気持ちに素直になって 落ち込んで そしてまた 歩き出せばいい♪


 パソコンのみんなが マロンくんが お話を聞きますよ!

投稿: keiko | 2007年6月13日 (水) 16時34分

keikoさんへ★いつもありがとうございます。
ホントにそう、人生っていいときもあるけど、悪い時もあるね。これがどん底って思うのに、まだどん底があったり…。でもいつかは這い上がっていけるんだよね。
ナツのことも、今回のこともこうしてネットでつながっている仲間がいて本当にありがたいなって思うのです。
これからもボツボツここで母の事を書いていきたいなって思います。また読んでくださいね^^

投稿: なっちゃんママ | 2007年6月13日 (水) 16時54分

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