« 主治医の先生の手紙 | トップページ | ナツからのお便り »

出発の日

 待ちに待った自然学校の出発の日を迎えました。しかし、朝から天気予報どおりの雨>_<>_<>_<

でも元気でこの日の朝が迎えられたことはとても嬉しいです。そして気合を入れてお弁当を作りました。120_2003

出発式は体育館で行なわれました。正直わたしはこういうのが苦手なので、送りに行きたくなかったのですが…。

「準備から何から何まで頑張ったのはお母さんなんだから、送ってやったら。お父さんは何もしてやっていないんだから」と変に謙虚な主人。いえいえスポンサーは何と言ってもお父さんなんだけど…^^;

そして8時から出発式が始まり、保護者も体育館の中ほどで、子どもたちを遠巻きで見ていると、何やら見覚えのある叔母さん、あっいえいえ看護師さんがわたしの方にやって来られました。手にはわたしが朝、校長先生に渡した例のバッグ。(ナツの補食、ランタスやインスリン、針やチップの予備などが入っています。)

「お母さん、ちょっと確認を…」

といきなり、床に座ってバックを広げられようと…。

えっいくら何でもここで、^^;

周りには保護者の方たちが、いっぱいいる中で、いくらなんでもポッキーやジュースの詰まったかばんを開けるのも…。で、体育館の後ろの方に行って頂いて、そこで広げました。

ランタスの注射器、カートリッジの予備、針やチップの予備、はちみつにポカリにガムシロそして使わないけどアル綿一式。

「あっ、持ってきてくださったんですね。わたしもアル綿は十分に用意してきたんですよ」

(オイオイ^^;、使わないって言ったのに…)

何やらお母さんたちの視線を集めてしまいました。決して嫌な視線ではないんだけど、普段ナツがIDDMだということ、もう忘れてしまっている(←当然)お友だちのお母さんたち、何だか改めて、大変なんだなぁというように見られているような気がしました。

確かになんら病気を持っていない、薬も用意しなくていいお母さんから比べると、準備ひとつとっても、雲泥の差、ましてや送るときの心境、いない間の心配。くれべようもないものがある…と、改めて感じました。

そしていよいよ出発、バスまでの濡れる場所にはお母さんたちの傘のアーチ、その中を子どもたち、ちょっとテレながら笑顔で通っていきました。

思わず、涙が出そう。のじおママさ~~~~~ん、お気持ちわかります。わたしも送らなければよかったかも~~。

バスの座席は補助席のナツ、だから乗ってしまうと顔は全然見えませんでした。(かえってよかった)

雨の中、無事にバスは出発して行きました。

家に帰ってホッとするのも束の間、今日は午後から母の五逮夜で、納骨の日になっています。本当なら母の四十九日は7月8日ですが、亡くなったのが5月で“三月に渡る”のはよくないので、三十五日で仕上げ、納骨となるのです。

三人で昼食を食べてお寺へ向かいました。住職さんの説明によると、いよいよこれで母は、“あの世”つまり浄土の人となってしまうのだそうです。

人は亡くなると葬儀が営まれ、斎場でお骨となり骨上げをされます。だからといってその人が亡くなったという事実をそう簡単に受け入れられるものではないのです。日常生活の営みの中にその事を落ち着かせていく作業、それにかかる期間を四十九日とするのだそうです。

住職さんの説明の思わず涙が出そうでした(朝から涙腺が緩みっぱなしです)。

まさにわたしにとってこの四十九日間(本当はまだ三十五日間ですが)はそういう期間でした。ようやく少しずつもう母はいないんだという事実を受け入れることができ始めた頃です。

朝からあんなに雨が降っていたのに、不思議と納骨の間はやみました。母のお骨は無事にお墓に納められました。まだ真新しい父の遺骨の上に重なるように置かれました。その後待っていたかのように雨は本降り。まるで母は今日の日にどうしても父と一緒に納骨されたかったかのようでした。

ある意味、わたしも気持ちが少し吹っ切れたような感じでした。

人が亡くなることは悲しい事実だけれど、何より母にとって一番の願いが父と一緒に逝く事だったのなら、ようやくその思いがかなって本当によかったんだと思ったのです。

わたしたちにとっても出発の日になりました。

夜9時になって、思わず「ナツ、ランタス打つ時間よ」って言いそうになって、そうかぁナツいないんだった、今日は言わなくていいんだってしみじみ。

ナツのいない生活、「測った?打った?」って言わなくていい生活、これに慣れた頃にナツは元気で帰ってきてくれるのでしょう。そしてできればもう何も言わなくても自分でちゃ~~~んとできるようになってくれることも願って(ちょっとむしがよすぎ^^)29日を待ちたいと思います。

|

« 主治医の先生の手紙 | トップページ | ナツからのお便り »

「学校生活」カテゴリの記事

コメント

おっ!なっちゃん 無事に出発したのですね~^^/
初日は お弁当持参なのですか!おいしそ~♪
のじおの初日は おにぎりだけ持参!という決まりだったので、ちょっと心配になり、アルミ箔に からあげも隠し入れておきました^^;
おおおっ!私の名前がっ(*^^*) うれしはずかし~^^;
でも、なっちゃんママさんも同じだったんですね(TT)
ママさん、予定表を見ながら<今頃 何やってる時間かな?>と考えていませんか?
私は 予定表や献立表と ず~っとにらめっこでした(笑)
今週、お天気は まぁまぁ良さそうなカンジですね。
どうか ケガなく、元気に帰ってきますように☆

それから お母様のこと。約ひと月が経ったのですね。
今まで いろんなことがあって 大変でしたでしょう。お疲れ様です。
納骨の時、ピタリと雨が止んでから また降りだした・・・
お母様、きっとお父様と一緒になれて ホッとなさったのでしょうね。
こういうのって 偶然のひと言では片付けられない何かがあると感じます。
なっちゃん、そしてなっちゃんママさんの<出発の日>。
お父様、お母様、どうか 見守っていて下さい☆☆☆

投稿: のじおママ | 2007年6月26日 (火) 20時08分

なっちゃん 出発されたのね~。
愛情のこもったお弁当持って なっちゃんはママの心配をよそに
元気に出発されたことでしょう^^
子供って親が心配するほど 自分の事大変だって思ってないのよね。
看護師さんも一緒なら 安心ですよね^^

お母様 お父様に会われて安心されている頃でしょうか?
何が幸せなのか・・・ その方でないと分からないですよね。
この世にずっといる事が幸せなのか?
あの世で愛する方と一緒にいる方が幸せなのか?

お母様・お父様にとっては お2人一緒にいられる事が
1番お幸せなのかしら?となっちゃんママの文章から
私が勝手に解釈してしまいました。

29日 なっちゃんが笑顔で帰ってきますように♪

投稿: プルメリア | 2007年6月27日 (水) 10時05分

のじおママさんへ★そうなんです。勝手にお名前出しちゃいました。事後承諾でごめんなさい。
やっと前半の半分が終わり、残すところ3日間です。
お天気も何とかもっていてくれそうで嬉しいです。
多分帰ってくる金曜日がまた雨になりそう>_<

献立表は行く前々日にナツだけもらって帰ってきました。
早く見ちゃうと口が滑ってこんなの出るよって言いそうになるからかも…。あわてて目安の単位を書き込んだんだけど、さすがに香住。初日はいきなり「ズワイガニ、お刺身」でした。
カロリー低そう~~。
そうかと思うと、「白身魚のフライ(半分)、唐揚げ2個」とかいう日もあって、ほんとに単位に迷います。
看護師さんは、「わたしは、ご飯100gは大体見たらわかるので」とかおっしゃっていたけど、どうしていることやら^^;

母のこと、ありがとうございました。あっという間の一ヶ月でした。手続きやら片付けに追われ、ナツの準備に追われ気がついたらもうすぐ7月、早かったなぁ~~~って思います。でも何だかホッとしています。

両親が並んで写っている気に入った写真を写真たてに入れておいています。何だかふっと現れそうな気がするんですよ。
ナツのこともきっと見守っていてくれるって信じています^^

投稿: なっちゃんママ | 2007年6月27日 (水) 14時00分

プルメリアさんへ★ありがとうございます。
人生って長さじゃないよってよく母にも言いました。
だって120歳まで生きたら、きっとお友だちも兄弟ももしかしたら子どもでさえ、先に逝ってしまっているかも。
いかにその人にとってよい人生が送れたか、たとえ人よりちょっと短くても、いいんじゃないかなって思います。
といいつつ、せめて後1年、いや2年、せめてナツの中学の制服見るまで…な~~~んて、矛盾していますね^^;

あさってのこの時間には、ナツも帰ってきています。
あと2日、何とかアクシデントなく過ごせますように^^

投稿: なっちゃんママ | 2007年6月27日 (水) 14時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/47488/6917278

この記事へのトラックバック一覧です: 出発の日:

« 主治医の先生の手紙 | トップページ | ナツからのお便り »