昨日はナツがA子ちゃんと一緒に帰ってきました。そこにナツたちの同級生のMくんが3年生の弟を連れて自転車でやってきました。このふたりが我が家に来る目的はゲームです。自分たちの持っていないソフトで遊ぶためにやってきます。
以前はそんなに来なかったのに、なぜか最近よく来ます。やっぱり昨日も2階の部屋で、ナツとA子ちゃん、Mくんとその弟の4人でなにやら遊んでいました。4時過ぎ、気がつくとMくんたちの自転車がない。へぇ~~~珍しい。いつもなら6時になって、「そろそろ帰ってね」って言うまで帰らないのに…で、帰るなりナツとA子ちゃんが、「どうぶつの森」のカセットがないって騒ぎ出しました。きっとMくん、自分のDSにセットしたまま持って帰ってしまったんだということになり、あわてて電話をかけました。
電話に出たのはMくんのおばあちゃん、「まだ帰っていません」
「どうして今日はこんなに早く帰ったの、いつもなら6時まででもいるのに」ってわたしが聞いたら、今からおじいちゃんにゲームソフトを買ってもらいに行くんだといって帰ったとか。
Mくんにはお父さんがいません。お母さんは昼間お仕事です。なので普段はおじいちゃんが、面倒をみられています。
6時過ぎにやっと電話口にMくんを捕まえました。「どうぶつの森」のカセット、間違って持ってかえってない?って聞いたら、2階のパソコンの横に置いて帰ったよという返事。すぐにたまたまそれを聞いていたユウの友だちが2階に駆け上がってくれたんだけど、「ないよ~~」。でもとにかく捜そうということで、部屋中捜しましたが見当たりません。アドバンスからDSになって、ゲームソフトのカセットはさらに小さくなりました。ポンとその辺において何かに紛れてしまったら、確かに捜すのは厄介です。かといって、風に飛ばされるほど軽いものでもない。正直、半信半疑です。
というのも以前にもMくん、ナツのDSで遊んでいてそれをポンと自分の自転車の前かごに放り込みました。で、じゃあ帰るねということになって、そのまま帰ってしまったことがあったのです。当然DSとカセットは…もちろんその時もすぐに電話をかけました。でもまだ帰っていないといわれて、もし雨でも降ってきたらDSが壊れる…もしMくんが自転車で転んで落としてしまったら、困る~~~~ってあわてて車で探し回りました。
そしたらMくんと弟は田んぼのあぜ道をDSしながら自転車で帰っていました。
ちょっと~~それってだれのDSだと思ってるのよ、もう全く!
悪びれずこともなく、「進んどいてあげたよ」なんて言いながら平気な顔で返してくれましたが…
9時まで待って、もうお母さんも帰ってきているかなと思い、Mくんの家に今度はわたしが直接電話をしました。電話口にはおじいちゃん、事情を説明すると「Mに変わりますから」と言ってMくんがでてきましたが、やはり置いて帰ったの一点張り。
「ねぇMくん、その時ナツやA子ちゃんはそこにいなかったの?どうして直接渡してくれなかったの?大事なものだから今度からは手渡しで返してやってね、今から部屋中捜してみるわ、もし違う場所とかに置いたことを思い出したら、教えて」そういって電話を切りました。まさかMくんが持って帰ったんじゃないのとは、いくらなんでも言えません。
20分後、Mくんがおじいちゃんに連れられてやってきました。事情を聞いたおじいちゃんが、おまえが行って、置いた場所をちゃんと一緒に探しなさいということで連れてこられました。またその部屋をMくんとわたしで懸命に捜しましたが見当たりません。とにかく明日、ここの机を動かして探すから今日はもういいわということで、降りていくと
Mくんのおじいちゃん、ご自分の財布から5千円札を1枚出して、
「やっぱりないんですか?それじゃあ弁償させてください。孫の不始末ですから」とおっしゃいます。でもハイそうですかとも受け取れず、
「Mくんの家やMくんのDSに入っていないのなら、この家の中のどこかにあるのは間違いないのですから探せばでてきます。受け取るわけには行きません」と断固言いました。置いて帰ろうとするのを断って、じゃあどんなに捜してもなかったらまた考えますからということで、とにかく帰っていただきました。
これを聞いて怒ったのは主人です。Mくんにではありません、ナツやユウに対して。
「そもそも大事に思っていないから平気で人に貸したり、すぐに返してもらわなくてもほっておくからこんなことになるんだ。もうこれから絶対に新しいソフトは買わないから」と。
「大体、今まで買ったカセットもきちんとしまっているのか、あっちやこっちに散らばってるんだろう」
「そんなことないよ、全部ここにしまっているんだから…」といって、コロコロの付録の「ゲーム機&カセット入れ」をあけたユウが次の瞬間、固まりました。昔買った「マリオカート」のカセットがない…「最後に使ったのはいつ?」
「確か1週間前に、Mくんの弟に貸してあげたけど、それから遊んでない」はぁ~~>_<
何だかほんとに嫌~な気分。いくつかゲームソフトもたまってくると、今遊んでいるものぐらいしかチェックしていないのです。1ヶ月も使っていなかったら、それが仮に無くなっていても、おそらく気が付かない。でも人を疑うことを子どもに教えたらダメ。まだはっきりわからないんだから。ましてナツにとってはクラスメート。こんなことでお互いに気まづくなるのも、すごく嫌。
真相は今のところわかりません。その子のお母さんに直接このことを話したら、お母さんならその子たちの持ち物を見てくれて、買ったこともないソフトがあると不信に思うはず。でもおじいちゃんは、一体どう思っているのだろう?自分の孫が疑われているのを快く思うはずはないんだけどな。それともややこしくなる前にお金で解決するほうがいいということだろうか?
ナツ&ユウにはとにかくカセットには全て消えないマジックで名前を書きなさいと言いました。仮にMくんが、何日かたって、「どうぶつの森」で遊んでいるのを見ても、名前が書いてなかったら、何も言えないんだからと。そんなことは本当は思いたくないけど、もしかしてしばらく遊んだら黙って返すつもりで持って帰ったとも思える。どうせ気がつかないだろうと…それがこんなに事が大きくなって言えなくなってしまったのかも。
疑ってはいけないと思いつつ、実はもう探す気のしないわたしです。Mくんのおじいちゃんから、5千円受け取るかどうかは別として、ナツ&ユウにはいい勉強になった…そう思うしかないでしょう。もちろん同じソフトはもう買いません。他のソフトもしばらくは買うつもりはありません。そんなわけで昨日はなかなか寝付けないわたし&ナツでした。
今日から学校でMくんと会ったらどうしよう、普通にしていよう…って言いながら学校に行きました。多分Mくん兄弟、しばらくうちには来ないでしょう。。。
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